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誕生日

第1章 誕生日

私の目からブワッと涙が溢れた。
思ってもみなかった相手からの「誕生日おめでとう」メッセージに嬉しくて泣いてしまった。


「そんな泣かなくても……」

「だって、もう誰からも祝ってもらえないと思ってたからっ……」


セフレは泣きじゃくる私を優しく抱きしめてくれた。


「あのさ、俺……お前のこと好きだよ」

「え?」

「お前は俺のこと、どう思ってる?」

「……好き」

「じゃあ、俺と付き合ってくれる?」

「うんっ……」


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