お兄ちゃんズに挟まる『私』
第26章 7日目 ~翔と過ごすAM~
「んっ…ふっ…んんんぅ…♡」
翔のキスは…いつも…優しくて
甘いキスをしてくれる…けど…、
今日の…キスが…今のキスが…
お砂糖でも…舐めてるみたいに
甘い甘い…味がしそうなキスで。
『なゆた…、何か……
甘いもの食べたりした?』
「…へ?甘いものは……な…んにも…
食べてないよ…?翔と…
一緒の…物しか…食べてないけど…ッ」
『今日の…なゆた…、いつもより…
キスした時…甘く感じるんだけど…?』
朝ごはんは…食べたけど…、
翔と同じものしか食べてないし…。
甘いものは…食べてないけど
キスした時…甘いって言われて…。
自分で自分の唾液を舐めてみても
自分の唾液の味なんてわかるわけなくて。
「んはぁ…ぁあ…ん♡」
『……んっ、やっぱり…甘いよ。
なゆたの…キスも…、なゆたの
顔も…声も全部…甘く感じる』
そうこっちの耳元で囁いて来る
翔の声が…凄く甘くて。
耳から…甘い味を感じてる気がする。
「んぁ…ん…♡…ちがっ……
それ…は、翔が……そんなキス
私に…するからぁ……んんんッ」
『僕が、甘いから…って事?
僕が…なゆたを甘やかしたら
なゆたが…もっと甘くなるの?
じゃあ…、試してみる?』
指と指を絡め合って…ぎゅっと
繋いだ手を翔に握られながら
ちゅちゅ♡とキスをされて。
翔のキスに必死に応じていると
グイグイと…こっちの
足の間に…翔が足を割り込ませて来る。
「んはぁ…あぁ…んんんっ…
あっ…んんっ……翔っ…んん」
キスされてるだけなのに
頭の中がふわふわして来て。
アソコが…ジンジンと
熱くなって疼いて来るのを感じる。
キスをしながらぎゅって…
指を絡めて繋いでる手を
強く握られると…息が…
詰まったみたいに…胸が息苦しい。
優しいのに……激しくて…、
翔の……性格が…凄く…
良く出ているキスで…。
「んんっ…んんっ…あぁぁん…」
『ねぇ…、なゆた…。
僕とする…キス……好き?
今だけ……そう言うことに…
しておいてよ…、なゆた』
そんな言い方…しなくても
翔るとするキス…好きなのに。
「んんっ…すきっ……
んん、翔…の…キス…、好き…」
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える