お兄ちゃんズに挟まる『私』
第26章 7日目 ~翔と過ごすAM~
さっき注入された…浣腸の
液体を外に出したい感じの
便意…みたいなぐらいの程度で。
翔に…浣腸をされたって言うことの
恥ずかしさと…浣腸されて
ちょっと…気持ちいい感じも…
どこかで感じてしまって居る
自分が恥ずかしくなってしまって。
逃げる様に下に降りて、
おトイレに行って…
浣腸の排液と共に出て来たのは
…残りかす…みたいな欠片だけで。
ウ―――ンと気張って
絞りだしてみようとしたけど
それ以上は頑張っても
何にも…出て来る気配もなくて。
ウォシュレットで…お尻を洗って。
おトイレから外に出ると、
翔がお尻洗ってあげるって
私に声を掛けて来たから
そのまま…また…お風呂場に行って
お風呂場の中で立ったまま
キスを交わしながら…翔が
手にボディソープを付けて
お尻の…穴の辺りを洗ってくれて。
「んは…んんっ…あっ…ん」
『こっちも…大分…最初に
比べたら、感度…良くなったね』
上に行こうか?と言われて
翔の言葉に頷いた。
バスタオルを巻いて…
また…一緒に2階に戻って来て。
『部屋の電気…消しとくね』
その翔の言葉にびっくりしてしまった。
どきどきどきと自分の心臓がうるさい。
リビングのスクリーンには
水族館の大水槽のライブカメラの
映像がずっと映し出されてるから。
プロジェクターの明かりで
真っ暗にはならないけど…。
『こんなもの…あるんだよね、実は』
そう言って…ベッドの
サイドテーブルの上に置かれている
大きなさざ波みたいな模様が付いた
氷みたいなライトを翔が手に取ると。
その手の平サイズの氷みたいな
ライトのスイッチをONにする。
そうすると…そのさざ波
みたいな模様が…青く
お部屋の真っ白の壁に映し出されて
海の中に…いるみたいな感じになる。
「わぁあぁ、凄いっ…綺麗ッ
お部屋が…海の中…みたい…。
綺麗……、素敵だね…ライト…」
『そう…これ、全部樹さんの
センス…で選んだ物だけど…
凄い…いいよね?水が揺らいでるみたいで』
ゆら…ゆら…っと…ゆらぐ
青い…明かりを…一緒に見上げる。
私の隣に翔がピッタリと寄り添って来て
自然に…いつの間にか…キスをしていて。
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