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幻想遊園地

第4章 第4話:ギリシャ神話

☆☆☆
マーシャとオケアニデス、ペルセウスは、それから幸せに暮らしていました。

しかし、オケアニデスの心は晴れませんでした。確かにゴルゴンにはひどい目に合わされましたが、彼女がマーシャに優しくしてくれたのも本当のことだと知っていたからです。

そんなゴルゴンは今、寒い北の山にたった一人で閉じ込められているのです。

オケアニデスはテミスの神殿まで旅をしました。そして、女神テミスに祈ったのです。
「どうか、ゴルゴンを解放し、癒す道を示してください」
テミスは告げました。
「では、北の山に入るための許可を与えよう。ただし、そこから先はお主の力で進むしかない」
それを聞いて、オケアニデスは喜びました。

オケアニデスの願いで、彼女を北の山の麓まで連れて行くと、ペルセウスは言いました。
「これ以上は私も同行を許されていない。ここからはお前一人で行かなければいけない。これを持っていくといい」

彼の手には、かつてアポロンから授かったオーブがあったのです。

「アポロンが言っていた。ゴルゴンのもとについたら、このオーブを割りなさい。そうすれば、その一瞬、太陽の光が溢れ出す。太陽の光はすべての悪い空気を追い払い、その時になら、そなたの言葉がゴルゴンに届くだろう、と。」

オーブを受け取るとオケアニデスは吹雪の吹き荒れる北の山を登り始めました。

北の山は、封じ込められたゴルゴンの口から溢れ出した悪い言葉と毒気が満ちていました。それは神々ですら命を落としかねないほどの酷い有様でした。しかし、ペルセウスが授けた癒しの神アポロンのオーブの加護がオケアニデスを守りました。そして、オーブの光は、まっすぐにゴルゴンのいる方を指し示し、ひどい吹雪の中でもオケアニデスが道に迷うことはありませんでした。

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