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幻想遊園地

第3章 第3話:福音書

☆☆☆
ぱたん、と本を閉じると、先程まで周囲に溢れていた光が本に吸い込まれていった。

「い・・・今のは何?」

あまりにもたくさんのことが目の前を駆け抜けていった。
なんだかとても長い長い話のようでもあり、あっという間のストーリーだった気もした。

「もし貴方様が、自分だけが世界の秘密を知っていたら、どうされます?」
「この世界が偽りで、本当の世界があるとしたら・・・?」

ツクミに言われて、ボクは古びた本にもう一度目を落とした。

自分だけが秘密を知っていたら?
この世界が『嘘』だったら?

「でも、嘘と本当って・・・誰が決めるの?」

嘘の世界に生きている人は、そこが本当なわけで・・・

ふふふ

ツクミが含み笑いをする。

「その本に書かれていることが『真実』かどうかは・・・貴方様がお決めください」

なんだか狐につままれたようだった。ぽかんとしているうちにツクミが部屋の右側にある扉、入ってきたのとは別の扉を開いていた。

「さあ、次はこちらです・・・お入りください」

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