幻想遊園地
第2章 第2話:天使の絵
☆☆☆
なんか・・・悲しい話だな・・・
ボクはそう思った。照らし出された絵は、暁の中、大地に横たわる恐竜のそばに座る美しい白い衣を纏った天使の絵だった。
「この時の日の出も・・・おそらく、私達が見ているのと同じ光だったのでしょうね」
ツクミがランプを掲げながら言った。その表情はランプの光の影に沈んで、よく見ることが出来なかった。
「きっと、私達が滅んだとしても・・・太陽は同じように昇って、世界は同じように回っていくのでしょうね」
「なんだか、それは悲しい気もするけど・・・」
ふっとツクミがランプを腰のあたりに下ろす。彼女の顔がよく見えるようになった。
それはとても、とても優しい顔立ち。
「そうですか・・・?私達がどんなに悲しんでも、世界は壊れずに回っていく・・・それは、なんだか安心できること・・・のようには思えませんか?」
そうだろうか・・・?
ツクミが別の部屋を案内するというので、歩き始める。
少し離れて、ボクは『天使』の絵を振り返った。
確かに、恐竜は・・・最後の恐竜は、死に瀕してもなお、とても穏やかで、凛としている・・・そんなふうにも見えた。
「さあ・・・次はこちらです。どうぞ、お入りください・・・」
ツクミがひとつの扉を開く。
次は、いったい、どんなものが待っているのだろうか?
なんか・・・悲しい話だな・・・
ボクはそう思った。照らし出された絵は、暁の中、大地に横たわる恐竜のそばに座る美しい白い衣を纏った天使の絵だった。
「この時の日の出も・・・おそらく、私達が見ているのと同じ光だったのでしょうね」
ツクミがランプを掲げながら言った。その表情はランプの光の影に沈んで、よく見ることが出来なかった。
「きっと、私達が滅んだとしても・・・太陽は同じように昇って、世界は同じように回っていくのでしょうね」
「なんだか、それは悲しい気もするけど・・・」
ふっとツクミがランプを腰のあたりに下ろす。彼女の顔がよく見えるようになった。
それはとても、とても優しい顔立ち。
「そうですか・・・?私達がどんなに悲しんでも、世界は壊れずに回っていく・・・それは、なんだか安心できること・・・のようには思えませんか?」
そうだろうか・・・?
ツクミが別の部屋を案内するというので、歩き始める。
少し離れて、ボクは『天使』の絵を振り返った。
確かに、恐竜は・・・最後の恐竜は、死に瀕してもなお、とても穏やかで、凛としている・・・そんなふうにも見えた。
「さあ・・・次はこちらです。どうぞ、お入りください・・・」
ツクミがひとつの扉を開く。
次は、いったい、どんなものが待っているのだろうか?
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