
その執事、死神を飼う【黒執事/セバス/R18】
第1章 その執事、ネコを拾う。
ミラベルの濡れた前髪をはらうと、長いまつ毛が顔を出した。
白いきめ細かい柔肌。
頬を触ればほんのり温かく熱を持ち、人間とそう変わらぬ見た目だが。
──果たして、死神は感じるのでしょうか。
あぁ、これは出来心。
本物の猫を愛でるのと何ら変わりは無い。
セバスチャンは胸当てを外して、ガーターベルトの留め具をパチパチと外して床に落とした。
ミラベルのショーツだけ残して、セバスチャンはまじまじと綺麗な肢体を見下ろした。
「ふむ···、坊っちゃんももうお年頃ですし、"そう言った教育"も必要になってくるでしょう。これは案外、いい拾い物をしたかもしれませんね?」
白い手袋を外し、おわん型の形のいい乳房を掴んで感触を確かめる。
「···ん、···」
ミラベルは微かに眉をひそめ、小さく唸った。
何をされても起きる気配以前に、こんなふうに顔を顰める事など無かったに。
これは、とセバスチャンはピンク色の乳首を指先で転がし、もう片方を口に含んだ。
揉みしだきなが乳首に吸い付けば、「ん、ぁっ」と頬を赤く上気させながらも、小さく喘ぎ始めた。
─チュッ、ちゅぱっ。
「···、んん、やぁ」
──起きた?···いや、
セバスチャンは乳房から口を離し、ミラベルの様子を見るが起きる気配はまったく無い。
ならば、と笑みを浮かべてショーツの上から筋を撫でた。
──濡れてる。
ミラベルの太ももの裏を掴みグッと両足を開けば、ショーツの中心は愛液を吸い、既に濡れて機能を果たさなくなっていた。
「ここまでぐちょぐちょでは意味が無いでしょう」
セバスチャンはスっとショーツを指にかけて脱がせれば、床へと落としてソコへ視線を向けた。
「これだけ綺麗ならば、閨教育には持って来いですね···ですが、その前にはもっと感じやすい体になってもらいますよ。坊っちゃんの為にも···」
─くちゅ、くちゃ···。
「あっ、っ、···んん···」
膣口から溢れる愛液を長い指に絡ませて、セバスチャンは敏感な肉芽に指先を走らせた。
途端にくぐもった声を出して、ミラベルはまつ毛を震わせた。
「···、な、...に?」
「やっと、目を覚ましましたね。死神···」
「はぁ」と吐息を零しながら、ミラベルの黄緑色の瞳はセバスチャンを捉えた。
