
その執事、死神を飼う【黒執事/セバス/R18】
第1章 その執事、ネコを拾う。
ミラベルは目を覚ましたがいいが、今の状況を読み込めずに困惑していた。
──誰···?、それに、私は···?
「"この状況でも冷静なのは、さすが死神と言った所しょうか」
───ずぶぷ。
セバスチャンは長い指をミラベルの膣の中へ埋め込んだ。
溢れる熱い愛液が潤滑油となり、あっという間に最奥へ。
「っ!?やぁ、なに···?」
ミラベルはビクリと腰をしならせて、セバスチャンの指を締め付けた。
ヒクン、ヒクン、と熱い粘膜は畝りセバスチャンの指を奥へ奥へと導くように動いているのを感じたセバスチャンは、深い笑みを浮かべて緩やかな抽挿をし始める。
部屋には淫らな水音が響き渡り、膣口からとろぉ···、と濃厚な愛液が滴り落ちた。
「やぁ、止めて···!」
ミラベルは「はぁ、はぁ、」と肩で呼吸をしながら、膣内をまさぐるセバスチャンの腕を掴んで、生理的な涙目で首を振って静止をかけた。
が、···。
「ここまで感じているのに、本当に止めてしまってよろしいのですか?···ほら」
ミラベルの耳元に唇を寄せたセバスチャンは、吐息がかかるように囁いた。
低音で囁いて耳にかかった吐息に、ミラベルは背中にゾワゾワしたものが走る感覚に身を縮込ませた瞬間。
──くちゅん。
セバスチャンの指が、中で曲げられる。
「ひっ、っ、っ、···、ぁぁ、だっ、て···」
ヒクン、ヒクンとミラベルの中が畝り、刺激が欲しいとセバスチャンの指を締め付ける。
指の腹で優しくゆっくりと摩ってやれば、たまらずに腰が動いてしまう。
──もっと、もっと欲しい···。でも··!
思考が情欲に支配されそうになり、甘い刺激に酔って目眩さえ覚えた。
それでも、ほんの僅かな理性がミラベルを繋ぎ止めていた。
しかし、セバスチャンも畳み掛けるように囁いた。
「ほら、貴女の"中"は私の指をギチギチに締め付けて···本当は欲しいんでしょう?」
ミラベルは瞳を細めて威嚇するようにセバスチャンを睨見つけた。
「···悪魔」
セバスチャンは口を開いて笑みを浮かべれば犬歯が覗いて、紅茶色の瞳を細めてこう言った。
「やっとお気付きになられましたか?」
