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HEAVEN~時を超えて~

第8章 記憶の彼方の契り

『あの、先生…彼女は、少し不安がりな所があって

食事も全然とれていませんし、それから…・・・

その、痛みで驚いたり…パニックになる心配とか

そういった痛みを和らげてあげるとか

無痛分娩を希望したりだとかということは、、』



気付いたら僕は必死に訴えていたみたいだ



「ご主人、心配なのはよぉくわかります

ですが、特別な病気や事情がない限り

麻酔は使いませんよ

まずは安静にして、ストレスを与えないように

食べたいもの、食べられる物を食べさせてあげて

しっかり支えて上げてくださいね」




諭されてしまった。



ツンツン…グイグイ


『?』


隣で真が…僕と目は合わせずに
少しだけ頬を緩めて指で僕を突いてシャツを引っ張って…止めていたらしい・・・結構前から


真のがよほど気丈にしていたみたいだ

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