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HEAVEN~時を超えて~

第8章 記憶の彼方の契り

『〃なにも知らないあたし〃…でいい』



『マコト?』




『カイキみたいに…沢山…知ってる事がなくても良い』



『・・・?』




『知らない事が…カイキを傷付けたり

あたしが無知なことが…罪じゃないなら』




『・・・・』




『あたしは…今…生きて

あたしは…体が…心が…感じるままに

あたしの心で…ただ

カイキを好きでいたい』



『・・・・』



『あたしが…今、自分の目で見てる

あたしが知っているカイキを

あたしの目の前にいるカイキを・・・好きでいる』




『マ…コト』




『何も知らない…

ただカイキを好きなあたしで…生きたい』

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