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HEAVEN~時を超えて~

第7章 空気

『ねぇ、マコト…このホクロ・・・』


僕は真の右目尻の泣きぼくろをそっと指で撫でる



『ぅん…?』


『これっていつからある?』



『ぇ…うん、と…ずっと・・・?』


真はしばらく考えるように天井を眺めて答える



『ふふ…じゃあこの首筋のは?』


『ぇ…そんなのあった?』




『それじゃあ・・・この…左手の手の平

親指の…ここのホクロは・・・?』



『??・・・ぁ…う、ん…ずっと?…かな』



『・・・』



『気にしたこと、なかったから…』




『ふふ・・・そっか』




そう言って僕は、真のその手を握り
目尻…首筋・・・それから左手の親指の付け根
順番にそっとキスする




『んふ・・・どしたのカイキ?…へんなの』



真は無邪気に微笑む




『あ、ごめんマコト今日は・・・もうちょっと…止まらない』




『…ぃ…?』




僕の腕に掴まって眠りかけていた彼女を
再びベットに仰向けにして


そのまま…ずっと愛し続ける

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