
HEAVEN~時を超えて~
第7章 空気
『カイキ…っ…ちょ、ちょっと来て!!』
何事かと思って中庭の真の元に向かう
『みて!咲いてるの!!』
真と種を撒いた花がついに開花していた
真が本当に嬉しそうに笑うから
つられて僕も頬が緩んだ
『マコト花ってね……ちゃんと咲くんだよ』
『ぇ…』
『早いか、遅いかの違いだけ…
種を撒けば…こうやって必ず咲くんだよ』
何を当たり前な事を改まって言ってるのか
というように真はポカンと僕を見上げた
『なんかカイキってさ・・・たまに現代人ぽくない事言うよね』
『えー、例えば?』
『ん、、何って言われるとわからない気もするんだけど』
『ふふっ…ただの無責任発言?』
『ゃ…その・・うーん、、なんか古風って言うか
哲学者っぽいって言うか・・・言葉とか、時々』
『古風と哲学がどう結びつくのさ』
『ぅ…なんか書斎も小難しい本いっぱいあるし』
『単純思考…クスクス・・・』
『わ・・・わるかったわね』
真は頬を丸く膨らませて花の水やりを始めた
現代人らしくない、か
まあ、少なからず彼女に対しては
大分変わった行動取ってるのは確かだしね
否定はしなかったよ
『クスクス・・・マコトはいかにも?
年相応の現代人の女の子だよね。若いっていいね』
『な・・によ…いくつか知らないけど・・自分だって
違っても精々…5か…10違うくらいの年でしょうが…』
『クスクス・・・』
僕に言わせればマコトなんか
たったの20数年前にこの星に生まれたばかりの生命だ
まあ、それって至極当たり前の常識
ただの事実なんだけどね。
面白いのは
最近の真は、それらを疑問に思い、言葉にする
そこまではしても、その先の言及はしてこないことだ
心地の良い空気の様に
共に造る空間がある、そう思っていたい
何事かと思って中庭の真の元に向かう
『みて!咲いてるの!!』
真と種を撒いた花がついに開花していた
真が本当に嬉しそうに笑うから
つられて僕も頬が緩んだ
『マコト花ってね……ちゃんと咲くんだよ』
『ぇ…』
『早いか、遅いかの違いだけ…
種を撒けば…こうやって必ず咲くんだよ』
何を当たり前な事を改まって言ってるのか
というように真はポカンと僕を見上げた
『なんかカイキってさ・・・たまに現代人ぽくない事言うよね』
『えー、例えば?』
『ん、、何って言われるとわからない気もするんだけど』
『ふふっ…ただの無責任発言?』
『ゃ…その・・うーん、、なんか古風って言うか
哲学者っぽいって言うか・・・言葉とか、時々』
『古風と哲学がどう結びつくのさ』
『ぅ…なんか書斎も小難しい本いっぱいあるし』
『単純思考…クスクス・・・』
『わ・・・わるかったわね』
真は頬を丸く膨らませて花の水やりを始めた
現代人らしくない、か
まあ、少なからず彼女に対しては
大分変わった行動取ってるのは確かだしね
否定はしなかったよ
『クスクス・・・マコトはいかにも?
年相応の現代人の女の子だよね。若いっていいね』
『な・・によ…いくつか知らないけど・・自分だって
違っても精々…5か…10違うくらいの年でしょうが…』
『クスクス・・・』
僕に言わせればマコトなんか
たったの20数年前にこの星に生まれたばかりの生命だ
まあ、それって至極当たり前の常識
ただの事実なんだけどね。
面白いのは
最近の真は、それらを疑問に思い、言葉にする
そこまではしても、その先の言及はしてこないことだ
心地の良い空気の様に
共に造る空間がある、そう思っていたい
