
微熱に疼く慕情
第8章 【壊れていく劣情】
「私が、こういうのしてるのイヤですよね?それとも、まだシたいですか?隼人さんが決めてください、イヤなら、これっきりで終わります」
ズルい逃げ方だとしても、先輩の意思を聞かないで進めるのは違う気がして……
もう半分以上、答えは出てると思うけどね
でも意地悪しちゃうの
泡のついた手でヌルヌルと手コキしちゃう
「ごめんね、こんな彼女で……本当の姿見せたら嫌われちゃうんじゃないかって言えなかった……でも隼人さんが嫌ならこういうのやめる……」
「んっ……でも、一華は…それで大丈夫?辛かったりしない?」
大智のは離して、先輩だけを手コキする
「隼人さんが辛いほうが辛いから……もうこんな彼女イヤだって捨てられても当然だけど」
「そんな事ない…!俺だって一華が全てだよ、これからも一緒に居たいよ……」
「じゃ、言って…?私に、どうして欲しいか」
「……………」
即答出来ないくらい悩ましいって事かな
わからなくなってきてる?
本音と建前で揺れてるんだ?
おちんちん触るのやーめた……
シャワーで洗い流して
一応、後ろに居る大智にも掛けてあげたら
「俺は終わるつもりないけど」って事態をややこしくしてくる
「最初からそういう関係だったでしょ、終わる時が来たの」と冷たく言い放ちながら目で合図しちゃう私は今度こそ地獄に堕ちると思う
「何だよ、結局彼氏取るのかよ」って合わせてくれた
シャワーヘッドを置いた瞬間、大智に抱き着かれて
「じゃあ、これで最後だからヤラせてよ」とお尻に擦り付けてきた
勿論、抵抗するし「やめて」って叫んだけど
先輩は見てるだけ……
先輩に向かって手をつかされバックで挿れてこようとする
「ちょ、ゴムないじゃん」
「大丈夫、持ってきてる、着けたよ、ほら」
「あぁっ……もうやめて、挿れないでよ…っ」
