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アンタを囲えるのなら【スラムダンク BL】

第3章 バレる

三井「実は…私と流川には 子供がいるの。」

彩子「え!?」

三井「流川がアメリカに行く頃だったから
流川にも 黙ってて…。親には言ったの。父親は言えないけどって。」

彩子「堕ろせって 言われたんですか?」

三井「うちの親って 命を大切にする人たちだったから、
言わなかった。産む条件として、子供が
離乳してからは、親の知り合いがやってる施設に預けてって言われたの。ただ、 週に1回だけ 会ってもいいよって言われたの。」

流川「……」

三井「もう一つの条件があって 子供と
一緒に暮らせるのは 父親の名前を言いなさいって
こと。暮らしたい。颯と…」

流川「颯…それが 俺たちの子の名前…」

三井「流川、ごめんなさい。本来なら
流川に言えば良かったけど…大事な時期だったから。」

流川「それを謝って欲しくない。俺は
嬉しい。好きな女が俺の子を産んでたなんて…!」

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