
はなことば
第11章 Tuberose《男子生徒》
琉雅「俺の事…嫌い?」
羽琉「…別に…嫌いじゃ…
琉雅「じゃぁ好き?」
羽琉「……生徒を…好きにはならない……」
琉雅「…好きになってもいいよ」
ッ__
羽琉「ッ…っ……だめ……」
必死に離そうとしても
後ろが壁で逃げられない
子どもであっても
もうガタイは立派な男
力では負けてしまう
羽琉「ん……っ……だ…め…ッ…!!」
琉雅「…ン…………ッ」
羽琉「…りゅ……うが……ッ……離…して」
だんだんと激しくなるキス
舌が入り込んできた
羽琉「…ンッ……ん……んっ……」
琉雅「ッン……ハァ…ンッ……」
学校の中という
禁断の場所で
生徒と深いキス__
いけないとわかっているのに
身体が止められない
気持ちいいとすら
思ってしまっている自分がいた
羽琉「んっ……アッ……ンッ……」
唇と離すと
彼はニコッと笑って私を見つめた
琉雅「…羽琉ちゃん、可愛すぎ」
羽琉「っ!……///」
琉雅「……もう1回してもいい?
ダメなら避けて…」
羽琉「ダメじゃ……ない…」
もう誰にも止められない
この危険な快楽を
続けない選択は私になかった
羽琉「ん、……っ……ッ」
琉雅「……先生、声…可愛い」
羽琉「っ、、…///」
「「 …?! 」」
私たちは咄嗟に離れた
廊下から話し声が聞こえたからだ
バレてはいけない
誰にも知られてはいけない
お互いにそう分かっているから
お互いを守るため
咄嗟に行動をする
琉雅「…もう、やめとく。
これ以上は、俺も止められなさそうだし。」
羽琉「…………うん。」
琉雅「……放課後また来るから」
羽琉「…え、……あ、うん。」
そういうと
彼は出ていった
