
はなことば
第11章 Tuberose《男子生徒》
放課後になるまで
私の頭の中は彼のことでいっぱいだった
19:00
下校時刻時刻になり
英語科室にいた先生たちも帰って行った
羽琉「遅いなぁ……」
その時だった
ガラッ
琉雅「先生っ」
羽琉「やっときた」
琉雅「待ち遠しかった?」
羽琉「別にそういうわけじゃ…… (,,- -,, )」
琉雅「ん、」
そういって両腕を広げると
優しく私を抱きしめた
羽琉「ちょっと…///」
琉雅「少しだけこのままでいて」
羽琉「……うん」
琉雅「俺、1年の時から先生のこと気になってた。
俺が1年の時に、この学校に赴任してきたじゃん?」
羽琉「うん。」
琉雅「その時、一目惚れして…
2年の時、英語の先生で、初めて話せて。
3年になって、担任が羽琉ちゃんだって
分かった時本当に心から嬉しかった」
羽琉「そんな前から…?
…本当にありがとう、嬉しい。
でも、、私たちは……」
琉雅「付き合ってとは言わない。
……まだ、先生と生徒だから。
卒業したら、、またちゃんと言うから。」
羽琉「……、、」
琉雅「そしたら、俺の事真剣に考えて?」
羽琉「…うん。」
琉雅「でも……」
羽琉「ん?」
ッ___
琉雅「キスはしていいよね?」
羽琉「…ッ…///」
琉雅「あ、学校合宿の時、ここで2人で会おうよ」
羽琉「それはダメ。見回りとかあるから。」
琉雅「えー、、少しでいいから。ね?」
羽琉「……うん、わかった。考えとく。」
琉雅「……ねぇ、」
羽琉「ん?」
琉雅「そういえばさっき、
俺のこと名前で呼んでくれたよね?」
羽琉「そ、そうだっけ?」
琉雅「うん。もう1回呼んで。」
羽琉「嫌だよ」
琉雅「お願い」
羽琉「……りゅ、、」
琉雅「ん?聞こえない。」
羽琉「りゅ……琉雅」
