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マッチ売りの少女と死神さん

第2章 12月31日…死神さんに穢されました


不思議そうなサラの様子を見て、上を脱いで半裸になったホーリーは首を傾げた。

「大丈夫だよお。 お父さんたちのを見たことあるよねえ? 大人しくしててねえ……」

そして再び彼女に覆い被さり、顎をつかんで自分の方へ向かせた。

「そ、それは……あの、離してください」

ホーリーはサラの顔を覗き込んだ。
サラの顔は真っ赤になっている。

(わあ、可愛いなあ…唇も蕩けそうなぐらい柔らかくって小さくて……そしてとうとう…サラちゃんの)

ホーリーがゴクンと唾を呑む。

「だ、誰かっ!!」

我に返ったサラが悲鳴を上げて彼を押しのけ、飛び起きようとした。

「おっと」

危うく自分の顎にサラの頭がぶつかりそうになった。
ホーリーは伸ばした上体でサラを抑えやすやすと制する。
そして軽く振り上げた手でサラの頬を手で打った。

「あっ!!」

一度、二度。
サラの口元が切れ、目の焦点がブレる。
反転した際に床に頭を打ち、鈍い音が部屋に響いた。
ホーリーは三度目からは拳を使った。
顔を覆うように庇う、サラの細い腕ごと腕を振りおろした。
その時のホーリーはひどく落ち着いた表情をしていた。
……細められた瞳はむしろ憐憫に満ちているといっていい。

「っぐ…う、っい…っ…」

顔を顰めるサラを無視してさらに殴りつける。
危険な目や後頭部は避け、呻き声が聞こえなくなった所でホーリーは手を止めた。

「…うぐっ、ごほっ、ごほっ」

ホーリーは咳き込みながら涙を流すサラを見ていた。

「あははっ!」

楽しそうに笑うと、もう一度彼女の上に馬乗りになる。

「君がいけないんだよお? 僕の言うことを聞かないからさあ。 サラちゃんも興奮するでしょ? お父さんに殴られて、嬉しかったんだよね……? 僕には分かるんだあ……」

何が起こっているのか分からない、というサラの表情だった。
素早くスカートの中に手を入れると、ビクッ!と激しく反応した。

「やっ、やめて……触らないで」

必死に抵抗しようとするサラだったが、片手で両手首を掴み、簡単に動きを封じた。
足をばたつかせたが、「また叩かれたい?」そう言えば抵抗しなくなった。

乾いた指がサラの粘膜に触れる。
壊れそうな程に脆く柔らかかった。

「いや…あ…」

弱々しく訴えるサラが可哀想で、早く犯してあげたいと思った。


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