
マッチ売りの少女と死神さん
第2章 12月31日…死神さんに穢されました
サラは疲弊したのか、次第に従順になっていった。
意識が朦朧となってきているようだ。
ホーリーの言動には迷いなど一つもなかった。
血のついたサラの肌着を取り去り、小さな身体にますます重みを乗せて身を沈めた。
「!!…ぐう…っ」
淀んだ呻きがサラの喉から絞り出される。
ホーリーの陰茎は躊躇無くサラの内部を突き進んだ。
呆気ないほど一瞬で、少女だった身体は女にさせられた。
パクパク口を開け、目を剥いているサラを見て、ホーリーの心身は昂った。
自分だけがサラにこうすることを許されている。
「はっ…千切そうにキツいナカだねえ…っ…」
「あ、うっ!」
固いサラの中には半分しか入らなかった。
締め付けはきつ過ぎて湿りも足りない。
それでもホーリーは肉竿から感じるヒリヒリした苦痛に満足した。
息つく暇なく打ち付ける。
張り付くような感触に目をやると、ホーリーの根元はサラの血で塗れていた。
開かれたばかりのサラの体は、幾度も体内を往復する身勝手な凌辱に傷付いていたようだった。
「うう……う、ひっ……っ」
嗚咽を漏らす少女を抱きしめながら、構わずに抽挿を速めていくホーリーが耳元で呟いた。
「よしよし、いい子だね…かわいいよ、かわいい…」
「帰し……い、家に…帰し、て…」
ホーリーはただ涙を流すだけの少女の頭を優しく撫でた。
血で汚れた頬を舐めあげた。
サラの身体に入っている、そして嫌という程、サラは今、自分を感じているはずだ。 そう思うだけで、あっという間に込み上げてくる射精欲に、ホーリーは悦びを漏らす。
「大丈夫、僕がついてるからねえ…あ、ああっ、いいよ、サラちゃん…っ!」
ホーリーはサラの中で存分に果てた。
精のぬめりを得た陰茎で膣口に蓋をすると、しばらくの間、そのままの体勢を保っていた。
「はぁ、はぁ、夢みたいだ。 最高だよお、サラちゃん……」
やっとのことで体を離した後、彼はため息をついた。
サラは虚ろな目をしたまま横たわっている。
そんな彼女の姿を見詰めたホーリーは達成感に満ちていた。
生まれて始めて人の世界に降り立った彼は、幸福の意味を知ったような気がした。
「まだ連れてはいかないよお。 でも、これで君は永遠に僕のものだねえ」
まずはサラの苦痛を上書き出来れば良かった。
ホーリーはサラに向かって微笑んだ。
