
マッチ売りの少女と死神さん
第7章 1月3日…ただ触れていたいから
膨れて芯をもった陰核に指を伸ばし、愛液を絡ませた指先の腹でそれを撫であげる。
「あっ…あ! そこ…んん」
くすぐるような動きは急速な絶頂からは遠いはずなのに、穿たれている内側も一緒に擦られるのは堪えがたかった。
「ッも、だめ…っ! ァあ、あ、ンっ!」
駆け上がっていく予兆に、サラが間隔の短い嬌声をあげる。
直前に指を離したホーリーが、背中とお尻に腕を回して浅い場所を突く。
ひっきりなしに行き来する剛直にグイグイ押され、絶頂直前で恥ずかしいほど露出した突起がホーリーの下腹にあたる。
左胸の辺りに痛みを感じた。
歯を立てられている、それさえも官能を高めるスパイスになる。
「あひっ」
思わず弾んでしまった腰をホーリーが押さえ付け、胸を揺らしたサラの上体が仰け反っていく。
「それ、わざと? いやらしい子だねえ…」
どちゅん、といきおい突き込んだ剛直は硬く尖り、胎内の栓へと潜り込む。
「……っッ!!」
サラの体が勝手に許可したとしか言いようがない。
……これは自分が認めた雄であると。
「あ、これっッ、いやああああああああっ!!」
差し込まれた子宮に迸る体液。
本能の愉悦は惑いをゆうに押しのける。
ビクッ、ビクッ、とサラの腰が激しく浮き沈み、精を引き絞った膣口から、追い出された昂ぶりと、次いで透明な潮と白濁がどぷりと漏れ落ちた。
