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マッチ売りの少女と死神さん

第7章 1月3日…ただ触れていたいから


激しい抜き差しはなかったが、獰猛な剛直にやっと慣れはじめたサラの腟内や子宮口は柔軟に彼を受け入れていた。
上下に弧を描く昂ぶりに開かれていく、体。

「ンはあ……!! んやっ! ひやああああああ!」

ホーリーに抱きすくめられて行き場がなく、自由になるのはせいぜい手足の先。
挿入で膨れたサラの下腹はずっと痙攣をして、何かから守るように小さくなって耐えていた。

「ひっィっ……た! からあ…も、やああ」

やっと組み立てた、舌足らずな訴えも聞かないふりをされているのか。 熱い昂ぶりがびっしょり濡れた膣内の隅々まで捏ね回す。
二度絶頂を極めた後もサラの痙攣は収まらず、深い快感の波に飲み込まれていた。

ホーリーが上半身を起こしサラの脇を持ち上げるとそのまま跨らせて繋がり、今度は真下からサラを穿った。
自分の腰を支えているホーリーの両腕を掴んで力を入れて衝撃を和らげようとするのだが、そんなものは全くの徒労だった。
浅く深くとゆさゆさ揺らされ、胸先をホーリーが口に含む。
尖りを舐めしゃぶり、乳房に歯を立てる。
サラの視界が霞む。
卑猥な煽りを紡いでいた彼の口が愛撫のためのみに使われ出す頃には、その黒い瞳はサラしか映していなかった。

「っく…んン……! ハァッ…あッん、はァっ!」

言葉など忘れた痴呆のようにサラは喘ぎ続けた。

……そのうちに、一体の生き物になったかのような錯覚に襲われる。

じゅぷじゅぷ、じゅぷじゅぷ卑猥な音を鳴らし、訳の分からない悲鳴を口からこぼし、ただ絡み合っているだけの。
ホーリーはサラが単調な快楽に慣れることを許さない。
体を落とされる瞬間にホーリーの首元に腕を回すと、それに合わせて柔らかな膣壁を肉の切っ先がうごめく。


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