
マッチ売りの少女と死神さん
第7章 1月3日…ただ触れていたいから
「昨晩もねえ、君はこうなると止まらなくなるから……ホント、かわいい。 ほら、イッちゃいな」
すがってくる指先を無視し、ホーリーはやっと腰を使った。
パチュッ…!
……軽く打ち付けた、ただそれだけだった。
「っんぁぁっ──────ッ!!」
岸に打ち上げられた魚のように大きく身体を跳ねさせ、絶頂に戦慄くサラをホーリーが見下ろしていた。
長い前髪の内側で、眉をひそめる。
「ああ……凄い、襞がうねって」
そのまま覆い被さるホーリーの下で、体を折り大きく足を開いたサラが彼を迎えさせられる。
(止めて……苦しい………)
パクパク口を開け、途切れ途切れの喘ぎしか漏らさないサラを片方の腕で抱きしめた。
サラの体に回したお尻にホーリーの指が食い込み、下半身を密着させたまま動き始めた。
「っ……っ……ヒッ……は……止」
いっそ感覚が麻痺してくれたらと思うのに、矢継ぎ早に突かれるそれに息さえ継げない。
「苦しい? まだイってるのに、苦しいよねえ? でも…止まれない」
何もかもがとても遠くに思えた。
彼の姿も声も、繋がる音も。
パチュッ、パチュン…クチュ…ッパチュッ……グリュッ
それなのに、焼かれる体だけが鮮明で。
「もっと壊れてもいいよお……ほらどう気持ちいい?」
「うっ……ァ……!」
「ここは?」
「んぁぁっ、ハァッ…! ひぅ……うっ!!」
「ここが好きなんだねえ? ふかーくハメたまま子宮揺らされるの? ほら、またイキなよ」
奥底で固定されたまま角度を変えて突き上げる。
