
マッチ売りの少女と死神さん
第7章 1月3日…ただ触れていたいから
膝を立てて彼女の下半身を支え持ったホーリーが鋭い一撃を突き込み、長大な剛直の残りをすべてサラの内へと押し込む。
「ッんはぁ!…ふァ……ああ!!」
子宮口に深々と挿し込まれる感覚にサラの背中から腰が跳ねた。
「全部入ったよお。 どお?」
「あひ……ひっ…ッ、それ…っ! あアっー」
ゴリゴリ股間同士をすり合わせ、内部で籠った音とにちゃにちゃ濡れた肌が重なる音が部屋に響く。
その時に重く甘く、穿たれている先端とは別に、最奥の周りを亀頭部分が押し付けられる。
彼のほんの少しの身動ぎでも、複雑な形の楔にサラの性感帯が抉られた。
「あっ…いっ! んああっ! むり、ぃっ!」
「無理? 膣奥も子宮口も夢中になって吸い付いてきてるよお。 入り口近くの弱いとこも、膨れてるの分かる? さっきクリイキしたのにね?」
既に充血している陰核を押し潰され、胎内の生殖器官すべてを蹂躙されているかのような錯覚。
「ぃいっ! っく…っ! んぁぁっ…!!」
それらに……逃れようのない快楽にサラは四肢を硬直させた。
正確には逃れようと体を捻ったのだが、それは逆にぐっぷりと挿し込まれているものの摩擦を生じさせるだけで、全く逆効果だった。
サラとは対照的な、ホーリーの低く小さな声音が耳を撫でる。
「ねえ、人類の前に自分の心配したらどう? こんなやらしい体になっちゃったらさ。 普通の性行為じゃ、もう満足出来ないかもねえ」
「やあっ! あっあっ! んんンーー!!!」
精一杯の抵抗として、腕を伸ばしたサラがホーリーの手をつかむ。
