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マッチ売りの少女と死神さん

第7章 1月3日…ただ触れていたいから



「い、や…また、変なもの、を」

片手のひらを広げ、胸や腹や腰と、サラの上半身にまんべんなく塗り込んでいく。
そうしながら彼がようやくサラと目を合わせた。

「だって僕、今この話はしたくないからさあ……ナカがぐにゅぐにゅ動いてるねえ? こっちのお喋りは許すけど」

奥に触れている剛直がごくゆっくりとだが、なおも先に進もうとサラの内部を圧していた。

「……抜いて…下さ……苦し」

「暴れたら余計苦しいよお?」

胸先を避け、脇や乳房の根元から上に向かいホーリーの両手が揉みほぐしていく。
そんな愛撫を始めるのに、サラを見下ろしている彼の目は冷たく突き放すようで、サラはそれに気圧されていた。

「は…アッ……」

勝手に漏れる深いため息の後、サラは口を開きかけては閉じ、抗いかけては手をベッドの上に置いた。
彼の手つきはあくまで優しく、合間に下腹や脇も撫でていく。
ぬるぬるしたオイルの触感がサラの緊張をほぐし肌全体がじわりと温まっていく。

「ああっ…いや…」

「大丈夫だよお。 これはサラちゃんのせいじゃないから……」

ホーリーの薄い唇が動いていたがサラにはその意味を深く考える余裕はなかった。
その間中も彼がとつとつと軽い抽挿を止めないので、意思に反してサラの感度は高められていくばかりだった。


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