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【参加型小説】尾仁牙島

第3章 自己紹介タイム

「はあ……? 嫌なら参加しなきゃいいだろ……」


 隼斗は負けじと言い返す。美人だけど、なんかムカついた。


「しょうがないだろ! あいつが……シェリーが参加したいなんて言うからっ……」

「へ?」


 隼斗はもちろん、周りの参加者たちも頭の上にハテナが浮かび上がる。
 

「俺がいるのにさぁ……あっ? ちょっ、待っ……」


 するとスレンダーな美女は一瞬大人しくなったかと思うと、顔を上げてニコッと微笑んだ。


「すみません、皆さん。私寝ぼけてたみたいです。ごめんなさいね、相羽さん。どうぞ、自己紹介続けてください。あっ、ちなみに私はシェリーと申します」

「えっ……あ……はあ……」


 隼斗もみんなも驚いて、開いた口が塞がらない。寝ぼけていたとはいえ、ここまで性格が変わるだろうか? まるで別人みたいだ。


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