
【参加型小説】尾仁牙島
第3章 自己紹介タイム
(ああ、どうして俺は彼女が欲しいからって、恋活イベントなんかに参加してしまったんだぁぁぁ!)
隼斗はそう心の中で叫んだが、叫んだところで時すでにおすし。なので開き直ることにした。恋愛できなくても、一人でバカンスを楽しんでやる、と。
「ええと、俺は相羽隼斗、にじゅう……」
「ハイハ〜イ、俺、ライラ! みんな、よろしくな!」
「え?」
「は?」
相羽隼斗と、通路挟んで隣の席にいる女が顔を見合わせる。
「ちょ……今俺が自己紹介してるんだけど……」
「はあ? もう終わったんじゃねぇの? てか、早くしてくんない? こっちはただでさえ、めんどくせぇイベントに参加させられてイライラしてんのにさ」
女は口は悪いが、スレンダーで綺麗な顔をしていた。透き通るような白い肌に、薄ピンクの唇。緑と金色のオッドアイ、薄紫色のアシンメトリーのショートヘア。
しかし服装はちょっと過激で、黒のタンクトップにブルーのレザージャケットを羽織っており、へそ出し、へそピアスをしている。下は黒のレギンスにスニーカーを履いており、右手にはメリケンサックをはめていた。
隼斗はそう心の中で叫んだが、叫んだところで時すでにおすし。なので開き直ることにした。恋愛できなくても、一人でバカンスを楽しんでやる、と。
「ええと、俺は相羽隼斗、にじゅう……」
「ハイハ〜イ、俺、ライラ! みんな、よろしくな!」
「え?」
「は?」
相羽隼斗と、通路挟んで隣の席にいる女が顔を見合わせる。
「ちょ……今俺が自己紹介してるんだけど……」
「はあ? もう終わったんじゃねぇの? てか、早くしてくんない? こっちはただでさえ、めんどくせぇイベントに参加させられてイライラしてんのにさ」
女は口は悪いが、スレンダーで綺麗な顔をしていた。透き通るような白い肌に、薄ピンクの唇。緑と金色のオッドアイ、薄紫色のアシンメトリーのショートヘア。
しかし服装はちょっと過激で、黒のタンクトップにブルーのレザージャケットを羽織っており、へそ出し、へそピアスをしている。下は黒のレギンスにスニーカーを履いており、右手にはメリケンサックをはめていた。
