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【参加型小説】尾仁牙島

第3章 自己紹介タイム

 めきゆは千代の手を取ると眉間に皺を寄せた。


「問題外。あなた、料理したことないわね」

「すっごーい! 本当にわかっちゃうなんて!」

「え? じゃあ今までどうしてたんですか?」


 小夏が千代に問う。


「あたし、コンビニでバイトしてるの。だから廃棄するお弁当もらったり、お客様に気に入られて、食事に連れていってもらったりしてるの」

「えっ? お弁当貰えるんですか!? じゃあ俺もコンビニで働こうかな……」


 小夏の天然な返しに、めきゆは呆れる。千代は「男でコンビニバイトはちょっとね〜」と苦笑しながら席に戻っていった。


「なんだか盛り上がってきましたね! 今から行く尾仁牙島には民宿はもちろん、キャンプ場もありますので、みんなで料理を作ってワイワイするのもありですよ!」


 武藤はぜひレシピェールの料理が食べてみたいと心の中で思った。



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