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【参加型小説】尾仁牙島

第3章 自己紹介タイム

「次、あたしが自己紹介してもいい? はじめまして、千代です、38才です。趣味はTL漫画漁り、特技は合気道です。よろしくお願いしまーす♪」


 千代はその場で立ち上がると、サラッと自己紹介をした。そして通路に出て、その姿をみんなに晒す。


 千代の背はハンコックのように高くはなかった。そして全体的にぽちゃっとしている。
 身体が膨張して見えるのは、白のサマーニットのノースリーブミニスカワンピースを着ているせいだろう。しかし男たちは艶のある長い黒髪と、ムチッとしたボディ、強調された胸に目を奪われ釘付けになった。


「千代さん……おキレイです」


 小夏が呟く。それを隣で聞いて、柚里は思わずムッとした。そして自分の胸を見て、深いため息を吐いた。



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