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【参加型小説】尾仁牙島

第8章 尾仁牙島伝説

「食後のデザート!? それは楽しみだわ!」


 めきゆは目をキラキラさせた。
 その様子をユウは横目で見て、何か考え込む。


「じゃあ僕も売店に行こうかな」

「ユウさんも? 何か買って来てくれるのかしら?」


 ユウは意味深にフフッと笑う。
 そして小夏と一緒に売店へと向かった。


「あの……私は調べ物があるので、役場に行ってきます」


 月が言った。


「月ちゃん、一人で大丈夫?」


 柚里が心配する。


「大丈夫ですよ、役場はすぐそこなので……」

「お、俺が一緒に行きます!」


 隼斗が声を上げた。


「月ちゃんの護衛は俺がやります!」

「え?」

「俺なら大丈夫ですよ! 多少殴られても蹴られても耐えられるんで!」

「そんな、私のせいで隼斗さんが危険な目に合うのはだめです!」

「月ちゃん、ここは隼斗さんのご好意に甘えたら? 少なくとも一人で行動するよりは安全だと思うわ」


 めきゆが言った。

 

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