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10年後の君へ

第3章 蒼真の変化

秘書
「あの…そろそろ、この手土産、
受け取って貰えませんか?」

社長
「あぁ…ごめん、ごめん!!」

社長と秘書の手と手が触れ…
危うく手土産が落ちそうになったが
すかさず魁斗がキャッチした

魁斗
「あんたら動揺し過ぎだろ!!」

蒼真
(もしかして、このふたり自分達だけ
気付いてないだけで既に両想い!!)

秘書
「へっ?何の事でしょう!?
では私はこれで失礼します!!」

社長
「えっ!?ちょっと秘書さん!!
君は一緒に行かないの?」

秘書
「へっ?行きませんけど?
まだ業務も残ってますので!!
それに私、秘書ですので!!」

秘書は、そう言い残すと踵を返し
行ってしまった…

魁斗
「社長!!ドンマイ!!」

魁斗は社長の肩を
ポンポンと優しく叩いた

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