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毎日がらぶえっち♡〜年下ダンナ様と、溺愛家族計画

第34章 今週だけ、ラストまで頑張るぞー!




「ひなっ」

閉店してスタッフ用の通用口を出ると、慎吾くんの声が聞こえた。


「え、あっ、慎吾くん!?」

ここはスタッフ用のエリアだからフェンスの向こう側にいるのだけど、私の姿を見つけて手を振っている慎吾くんが見えた。


「ひな、仕事お疲れー!
迎えに来たよ」

「わぁん、ありがとう〜っ」


すぐに一般通路の方にまわりこむと、私は慎吾くんの胸に飛びついた。

閉店間際で来なかったからって、家に帰り着くまでは油断できないもんね!
近くてもひとりで夜道を歩くのはちょっと怖いし、久保店長もいないから不安だなとは思ってたけど、慎吾くんが一緒なら安心して帰れるよーっ


「身体、キツくない?
車で来たわけじゃないから歩きなんだぁ」

「全然大丈夫だよ!
慎吾くんにくっついて歩くの、好きだもんっ」

腕にしがみつくように組むと、ふわっとあったかい気持ちになれちゃう。
それだけじゃなくて、仕事の疲れも吹っ飛んじゃうんだよ!


「あはっ
夜は毎日俺が迎えに行くからね」

「ありがとう、慎吾くん!」


嬉しいなぁ。
これならラストまで仕事でも、安心していられるよぉ。



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