無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

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もしかして慎吾クン、ノルマあるの？
あたしで良かったら全然指名しちゃうよー！😘

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メールじゃ話が進みづらいからさ、会って話さない？
あーでも、２人で会わない方がいいよね。😓
細かい話とか聞かなきゃわかんないかなぁって思ったんだけど、どーしよっか？

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メールの内容だけ確認すると、俺はスマホを置いて部屋を出た。


「おっ、おはよう妹尾君」

「あ、おはようございまーす」

「…何だか複雑そうな顔してるけど、何かあった？」


藤村からのメールでつい顔に出てしまっていたのか、オーナーに心配されてしまった。

確かに、今の俺は複雑な気持ちかもしれない。

あのメールを見ると、俺の頼み方によっては藤村はランクアップに貢献してくれそうだ。

だけどあの日、藤村の家でふたりきりになった時は良くないような空気になって、俺の方から『もうふたりで会わない』みたいな事を言ったんだよな。


……俺のしようとしてる事って、どうなんだろう。