テキストサイズ

毎日がらぶえっち♡〜年下ダンナ様と、溺愛家族計画

第18章 このノルマは外せないよね!

ここで美容師としてやってきて1年を過ぎ、ようやくアシスタントからスタイリストになれたと言っても、指名客はまだまだ少ない。

業務も他のスタッフより、ドライヤーを手伝ったりフロアの掃除をしたりの方が多いのは言うまでもないんだ。


「……月末までの予約、藤村を除けばまだこれしか入ってない、か…」

店の予約状況を見てみても、昨日のあれから数字は変わっていない。

最低でも30。オーナーなんか200さえも超えてるもんなぁ。

とにかく月末までに数をこなさないと、来月からのランクアップに間に合わないんだ。


――ピロリン♪

「わっと」

ロッカーに置き忘れたスマホの通知音がポケットから聞こえた。

誰かに見つかる前にロッカーに置きに行き、ついでに画面を見てみるとメールが2件入っていた。

どちらも藤村からで、1つは車の中で俺が返信したすぐにまた来ていたみたいだった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ