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毎日がらぶえっち♡〜年下ダンナ様と、溺愛家族計画

第18章 このノルマは外せないよね!

「オーナー。俺、今月中に指名を残ったノルマの数取ったらランクアップなんですよね?」

「ん?
あぁそうだよ。前に言った通りだからね」


スタイリストになってからは、まだ俺のランクは一番下だ。
だからここでのランクアップは、俺にとっても大事な一歩だと思ってる。


「と、友達とかでも、いいんですよね?」

「あぁ、例の女の子?
でも、次の土曜日の一件だけじゃ…」

「数! …こなせばいいんですよね?
今月中にまた来てもらっても、数になるんですよね!?」

「妹尾君、顔が怖くなってるよ。
そんな心配しなくても大丈夫だから」


藤村は自分で“あたしで予約埋め尽くしちゃうよ”って言ってくれたんだ。
それって、決してインチキとかそんなんじゃないって事だよな?


「女の子の…、お客さんの心を動かすのも美容師の力だからね。
何回でも来たくなるようなら、それは妹尾君の実力なんだから」

「………っ!」


――オーナーの言葉は、そんな迷ってないで、と俺の背中を押したんだ。


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