
カッコ悪い俺ら
第2章 気がつけば…
店を後にした俺たちは…
公園のそばまで来た――――――――――――…
「颯太――――…甘酒買わないのか?」
「買わない――――…今日は、疲れたから――――…帰って寝たい…」
死んだ魚の目を俺に向ける颯太は、本当に眠そうだった…
「マジで?え~~~~~~俺は、これからなのに~?」
颯太は、「知らねーよ」と、俺を横目に――――…自販機に向かっていた――――…
「俺、カルピス!」
「自分で買えよ…」
颯太は、抹茶入りの緑茶を押すと――――…
その場でプルタブを開けて…一気に飲み干した…
ゴクゴク――――…
と、喉仏が上下する動きは――――…注意して見たこがなかった事もあり…
綺麗に動くなぁ…って、思った――――――――…
