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恋人は社長令嬢

第8章 異性の友達ってヤツ

「それでそれで?」

「チューしたら、泣かれるし……」

「キャーッ!そこまでしたの!さすが、やる~!!」

至は思いっきり、深いため息をついた。

「何なんだよ。友達じゃなかったの?って…」

「え?友達?」

安奈は、首をひねった。

「ああ!そうだよ!」

「ちょっと待ってよ。」

「あ?」

「だって、彼女見るからに、至の事好きそうだったじゃない。」

「え……」

至の頬が、ポッと赤くなる。

「それは…ウソだな……」

「そうかしら。」

「俺の事なんて、微塵にも思ってねえよ。」

「ええ~!それはあんた、鈍感ってもんよ!」

「うるせえ!」

至はそう叫んで、顔を伏せてしまった。

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