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恋人は社長令嬢

第8章 異性の友達ってヤツ

「ははははっ!」

「笑ってごまかすな!!」

梨々香は、唾をゴクンと飲みこんだ。

「そんなに心配しないでよ。善は従兄弟で、幼なじみで、友達。ただそれだけだよ。」

「ホントか?」

「ホントだよ。」

「あいつに告られたり、変なところ、触られたりしてないだろうな。」

「キャハハハッ!!」

梨々香の笑い声は、高くて通るような声だ。

「善に限って、そんな事はないよ。」

「そう油断するのが、ダメなんだって。」

「そう?」


瞬は、梨々香の腰に手を回した。

「こんなかわいい子が、幼なじみだったら、俺は毎日家に遊びに行くね。」

「ヤダ、瞬。」

「梨々香を、小さい頃から知ってるなんて、なんてうらやましいヤツ……」

そして瞬と梨々香は、久々の濃厚タイムへ。



今回も、上手くかわしましたね、梨々香さん。

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