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恋人は社長令嬢

第8章 異性の友達ってヤツ

「ちなみに、善のお父さんは、私のパパの妹の旦那さん。」

「え?何?」

「だから善とは、いとこなんだって。」


いとこで、幼なじみ?

どれも恋愛に発展しそうじゃないか


「あのさ、俺、すっげー気になる事、あるんだけど。」

「何?」

「あいつ、梨々香と一緒に住んでるの?」

梨々香は、目をぱちくりさせている。

「住んでる……って言えば、住んでるのかな…」

だって善は、一階にある使用人達の部屋の一室で、寝泊りしている、住み込みの執事なのだ。


「なあに~!!!!」

驚いたのは、瞬の方だ。

「な、な、なな何で、一緒に住んでるんだよ!!」

「だって善は、住み込みの執……」

執事と言いそうになって、梨々香は口を閉じた。

言ったら、会社の社長の娘だと、瞬にバレる。

「住み込みの何?梨々香の家に住み込んで、何してるんだよ!!」

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