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シャイニーストッキング

第7章 絡まるストッキング6 和哉と美冴2

 145 最後の夜(7)

 ああ、堪らない…

 この感触、指触り、柔らかさ…

 正に美冴さんのアソコだぁ…


 あの五年前…

 美冴さんの突然の失踪の後に偶然とはいえない様な流れから、同じパート主婦の朱美さんと約1年半もの間、美冴さんと同様な禁断の関係を持つ事に、いや、持てる様になり、美冴さん、朱美さんという二人のいわゆる大人の女性に僕はたっぷりと『女』というモノを、性を教わった。

 そして当然なのであるのだが、二人目の女として朱美さんを初めて抱いた時に、朱美さんと美冴さんの女性としてのカラダの違いを知り、愕然としたモノであったのだ。

 唇の感触…

 肌の質感…

 香り、匂い、甘さ…

 カラダの柔らかさという抱き心地…

 そして、アソコの違い…

 当然17歳の高校生であった僕は美冴さんに教わるまで女性というモノを全く知らなかった訳であり、そして続けて二人目の朱美さんという女性を知る事になってその二人の美冴さんと朱美さんが、まるで対称的といえる位に違う事に本当に心から愕然としたモノであったのだ。

 だが、そして、その後に同級生の彼女が出来て三人目の女性を知り、大学生になって更に三人の合計六人の女性を知る事になった時に、
 美冴さんが僕にとっての初めての女性というせいもあるのではあろうが…
 
 改めて美冴さんのカラダの素晴らしさ、匂い、甘さ等の感触が忘れられず、そしてストッキングラブ、ストッキングフェチという性的嗜好の憧憬の意味も含めての羨望もあるのではあろうが、この五年間ずうっと無意識に、美冴さんという女性の存在を切望し、求めてきていたのであった。

 そして…

 そして、今夜…

 その念願の想いが…

 羨望が…

 切望が…

 憧憬が…

 ついに、叶ったのである。

 感極まり、感無量であり、感慨深い想いなのであった…

 そんな想いに心を震わせながら、すっかり僕の思考は真っ白になっていく。




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