
シャイニーストッキング
第7章 絡まるストッキング6 和哉と美冴2
130 暗いトーン…
「じゃあ、行こうか…」
「は、はい…」
わたしがそう言うと、和哉の返事が少しだけ暗いトーンになったように聞こえてきたのだ。
それはそうであろう、このお墓参りドライブ、そして水族館デートが終わり帰るという事は、この本来、昨夜で終わっていたかもしれない五年振りの奇跡の再会というイベント的な流れも、いよいよ残すところは東京に帰るのみ…
と、なるからである。
そして、それは、終わりの意味にも取れる可能性がらあるからだ…
そんな和哉の気持ちの想いは、痛い程分かるし、伝わってきていた。
だが、ホテルの予約が奇跡的に取れたのである…
和哉にとっての、最高のサプライズになるといえるであろう…
バタン…
わたし達はクルマに乗り込みドアを閉めた。
「ねえ和哉…」
そしてわたしは話し掛ける。
「は、はい…」
相変わらずに少しトーンは低かった。
わたしは和哉の顔を見る。
すると意外にも真っ直ぐに、わたしを見返してきたのだ。
うん?、覚悟はできているのかな…
そう、その和哉の目は、今から東京に帰る…
と、いう現実の覚悟が出来ている目であった。
わたしがトイレのフリをして、懸命にホテルの予約の電話をしている間に、色々と考えていたのであろう…
そんな現実を飲み込んだ顔と目付きをしていたのである。
やはり、大人の男になったんだわ…
そんな和哉に少しときめきを感じてきていた。
「ねえ和哉、明日は何か予定があるの?」
わたしは唐突に、そう訊いたのだ。
「えっ、あ、明日…ですか?」
少し驚きの声に変わった。
「うん、明日…」
「いや、別に無いです…」
きっぱりとそう言ってきた、どうやら嘘ではないようである。
「ふうん、そうなんだぁ…」
すると和哉は、何だ、何なんだ?…
みたいな顔をして、わたしを見つめ返してくるのだ。
「そうかぁ…、ねえ…、和哉…」
「は、はい?」
不思議そうな顔にかわる。
「わたしと…」
ドキドキドキドキ…
再び、昂ぶってくる。
「……はい?…」
「ねぇ、わたしと……ヤリたい?」
ストレートに訊いた…
「じゃあ、行こうか…」
「は、はい…」
わたしがそう言うと、和哉の返事が少しだけ暗いトーンになったように聞こえてきたのだ。
それはそうであろう、このお墓参りドライブ、そして水族館デートが終わり帰るという事は、この本来、昨夜で終わっていたかもしれない五年振りの奇跡の再会というイベント的な流れも、いよいよ残すところは東京に帰るのみ…
と、なるからである。
そして、それは、終わりの意味にも取れる可能性がらあるからだ…
そんな和哉の気持ちの想いは、痛い程分かるし、伝わってきていた。
だが、ホテルの予約が奇跡的に取れたのである…
和哉にとっての、最高のサプライズになるといえるであろう…
バタン…
わたし達はクルマに乗り込みドアを閉めた。
「ねえ和哉…」
そしてわたしは話し掛ける。
「は、はい…」
相変わらずに少しトーンは低かった。
わたしは和哉の顔を見る。
すると意外にも真っ直ぐに、わたしを見返してきたのだ。
うん?、覚悟はできているのかな…
そう、その和哉の目は、今から東京に帰る…
と、いう現実の覚悟が出来ている目であった。
わたしがトイレのフリをして、懸命にホテルの予約の電話をしている間に、色々と考えていたのであろう…
そんな現実を飲み込んだ顔と目付きをしていたのである。
やはり、大人の男になったんだわ…
そんな和哉に少しときめきを感じてきていた。
「ねえ和哉、明日は何か予定があるの?」
わたしは唐突に、そう訊いたのだ。
「えっ、あ、明日…ですか?」
少し驚きの声に変わった。
「うん、明日…」
「いや、別に無いです…」
きっぱりとそう言ってきた、どうやら嘘ではないようである。
「ふうん、そうなんだぁ…」
すると和哉は、何だ、何なんだ?…
みたいな顔をして、わたしを見つめ返してくるのだ。
「そうかぁ…、ねえ…、和哉…」
「は、はい?」
不思議そうな顔にかわる。
「わたしと…」
ドキドキドキドキ…
再び、昂ぶってくる。
「……はい?…」
「ねぇ、わたしと……ヤリたい?」
ストレートに訊いた…
