
シャイニーストッキング
第7章 絡まるストッキング6 和哉と美冴2
119 向日葵の天使
「あっ…」
えっ、なんだ…着替えたのか…
コンビニから出てきた美冴さんは着替えていたのである。
白いノースリーブのTシャツ、薄い黄色系の短いコットンの開衿型のシャツを羽織り、やはり薄い黄色の膝丈のキュロットスカートを穿き、白い網目のミュールサンダルを履いていた。
その姿は正に真夏の海辺のリゾート地にぴったりなファッションであり、そう、その姿は…
黄色、いや、向日葵の天使の様であった…
「もう何をジロジロ見てるのよぉ…」
「あっ、えっ、いや…」
「だってぇ今から水族館に行くのにさぁ、見るからに喪服的な真っ黒じゃさぁ…
しかも真夏の海沿いなのにさぁ…」
そう言ってきた。
うわぁ、なんて素敵なんだ…
さっきまでは黒い女神で、今度は黄色い天使みたいだ…
「もう、恥ずかしいからそんなに見ないでよぉ」
「あ、いや、綺麗でかわいいなぁって…」
「もぉかわいいって、こんなおばさんにぃ…」
本当に若く見える…
本当に五年前と全然変わっていない、いや、逆にあの頃より若返ってるみたいだ…
美冴さん一人だけ、時間の経過が止まっているように感じられる。
「あっ、でも着替えを持ってきていたってことは…」
僕はふと気付いた。
「えへっ、うん、そうなの、最初から水族館に来ようって思ってたの」
照れ笑いをしながら言ってきたのである。
うわぁなんて笑顔なんだぁ…
あまりのかわいい笑顔に胸がときめいてしまう。
「なんだぁ、そうなら最初から言ってくれればいいのに」
「うんごめんね、でも、ほら、まだちゃんとは決めてなかったからさ…」
「えっ、ちゃんと…ですか」
そう言うと、美冴さんは話してきた。
「うん、ちょっと和哉の様子を見てから決めようかなって…ね」
「えっ…」
僕の様子って…
「ほら、なんか、昨夜のさぁ…
うーん、アレをさ…」
なんとなく言いずらそうである。
「ほらぁ、昨夜のあの感じを朝から引きずってウジウジしてたらさぁ…」
ウジウジって?…
「どこにも寄らずに直帰しようかなぁっても考えていたから…」
「えっ…」
「でも朝からいつもの爽やかな和哉に戻ってたからさぁ、良いかなって…」
「そうだったんですか…」
「うん、合格よ…」
にこりと、そんな天使の微笑みをしてきたのである…
「あっ…」
えっ、なんだ…着替えたのか…
コンビニから出てきた美冴さんは着替えていたのである。
白いノースリーブのTシャツ、薄い黄色系の短いコットンの開衿型のシャツを羽織り、やはり薄い黄色の膝丈のキュロットスカートを穿き、白い網目のミュールサンダルを履いていた。
その姿は正に真夏の海辺のリゾート地にぴったりなファッションであり、そう、その姿は…
黄色、いや、向日葵の天使の様であった…
「もう何をジロジロ見てるのよぉ…」
「あっ、えっ、いや…」
「だってぇ今から水族館に行くのにさぁ、見るからに喪服的な真っ黒じゃさぁ…
しかも真夏の海沿いなのにさぁ…」
そう言ってきた。
うわぁ、なんて素敵なんだ…
さっきまでは黒い女神で、今度は黄色い天使みたいだ…
「もう、恥ずかしいからそんなに見ないでよぉ」
「あ、いや、綺麗でかわいいなぁって…」
「もぉかわいいって、こんなおばさんにぃ…」
本当に若く見える…
本当に五年前と全然変わっていない、いや、逆にあの頃より若返ってるみたいだ…
美冴さん一人だけ、時間の経過が止まっているように感じられる。
「あっ、でも着替えを持ってきていたってことは…」
僕はふと気付いた。
「えへっ、うん、そうなの、最初から水族館に来ようって思ってたの」
照れ笑いをしながら言ってきたのである。
うわぁなんて笑顔なんだぁ…
あまりのかわいい笑顔に胸がときめいてしまう。
「なんだぁ、そうなら最初から言ってくれればいいのに」
「うんごめんね、でも、ほら、まだちゃんとは決めてなかったからさ…」
「えっ、ちゃんと…ですか」
そう言うと、美冴さんは話してきた。
「うん、ちょっと和哉の様子を見てから決めようかなって…ね」
「えっ…」
僕の様子って…
「ほら、なんか、昨夜のさぁ…
うーん、アレをさ…」
なんとなく言いずらそうである。
「ほらぁ、昨夜のあの感じを朝から引きずってウジウジしてたらさぁ…」
ウジウジって?…
「どこにも寄らずに直帰しようかなぁっても考えていたから…」
「えっ…」
「でも朝からいつもの爽やかな和哉に戻ってたからさぁ、良いかなって…」
「そうだったんですか…」
「うん、合格よ…」
にこりと、そんな天使の微笑みをしてきたのである…
