
シャイニーストッキング
第7章 絡まるストッキング6 和哉と美冴2
116 水族館…
「あぁー、美味しかったぁ」
海鮮丼を食べ、お店を出て、クルマに乗った途端に美冴さんはそう満足げに呟いたのであった。
「本当に美味しかったですね、よかったです…」
僕が選んだ店であったのだ、美冴さんに喜んでもらってホッとしたのだ。
あぁ、よかった…
後は僕に任せて下さいなんて、墓前に拝んだなんて言ってしまった手前、美冴さんに喜んでもらってホッとしたのである。
「ふうぅ、お腹いっぱいだわぁ」
そう美冴さんが言ってくれた。
よかった…
と、本当にホッとしていた。
「ねぇ和哉…」
すると、美冴さんは突然、僕の名前を呼んだのだ。
「は、はい」
なんだろうか…
「ねぇ、わたし、水族館に行きたいの」
「えっ、水族館…て」
突然、そう言ってきたのである。
「うん、ここから30分位走ると北海道行きの大きなフェリーターミナルがある港街があるじゃん…」
「あ、はい…」
美冴さんはカーナビを検索しながらそう言ってくる。
「そこに結構有名な水族館があるのよ、わたしそこに行きたいの」
「あ、はい、美冴さんが行きたいのならば、喜んで何処でも行きますよ」
「やったぁ、和哉、ありがとう、大好きっ」
美冴さんはそう嬉しそうに言い、運転している僕の太腿に手を置いてきたのだ。
ドキッ、ドキドキ…
その手の感触に、僕は一気に胸をドキドキと高鳴らせてしまう。
そして今朝、美冴さんが何気なく云った…
『今日は…ちゃんとするから…』
と、いう言葉が一気に脳裏に蘇ってきたのである。
『……ちゃんとするから…』
って、どういう意味なんだろうか…
朝イチの疑問と戸惑いが再び、脳裏に駆け巡ってきていたのだ。
「良かったわぁ、実は、朝からお墓参り終わったら水族館に行きたいなぁって思ってたんだぁ…」
「そ、そうなんですか」
「うん、そうなの…」
「なんか、思い出の場所なんですか?」
僕は思わずそう訊いてみたのだ。
もしかしたら、ゆうじさんとの大切な思い出の場所なんじゃないのか…
「あぁー、美味しかったぁ」
海鮮丼を食べ、お店を出て、クルマに乗った途端に美冴さんはそう満足げに呟いたのであった。
「本当に美味しかったですね、よかったです…」
僕が選んだ店であったのだ、美冴さんに喜んでもらってホッとしたのだ。
あぁ、よかった…
後は僕に任せて下さいなんて、墓前に拝んだなんて言ってしまった手前、美冴さんに喜んでもらってホッとしたのである。
「ふうぅ、お腹いっぱいだわぁ」
そう美冴さんが言ってくれた。
よかった…
と、本当にホッとしていた。
「ねぇ和哉…」
すると、美冴さんは突然、僕の名前を呼んだのだ。
「は、はい」
なんだろうか…
「ねぇ、わたし、水族館に行きたいの」
「えっ、水族館…て」
突然、そう言ってきたのである。
「うん、ここから30分位走ると北海道行きの大きなフェリーターミナルがある港街があるじゃん…」
「あ、はい…」
美冴さんはカーナビを検索しながらそう言ってくる。
「そこに結構有名な水族館があるのよ、わたしそこに行きたいの」
「あ、はい、美冴さんが行きたいのならば、喜んで何処でも行きますよ」
「やったぁ、和哉、ありがとう、大好きっ」
美冴さんはそう嬉しそうに言い、運転している僕の太腿に手を置いてきたのだ。
ドキッ、ドキドキ…
その手の感触に、僕は一気に胸をドキドキと高鳴らせてしまう。
そして今朝、美冴さんが何気なく云った…
『今日は…ちゃんとするから…』
と、いう言葉が一気に脳裏に蘇ってきたのである。
『……ちゃんとするから…』
って、どういう意味なんだろうか…
朝イチの疑問と戸惑いが再び、脳裏に駆け巡ってきていたのだ。
「良かったわぁ、実は、朝からお墓参り終わったら水族館に行きたいなぁって思ってたんだぁ…」
「そ、そうなんですか」
「うん、そうなの…」
「なんか、思い出の場所なんですか?」
僕は思わずそう訊いてみたのだ。
もしかしたら、ゆうじさんとの大切な思い出の場所なんじゃないのか…
