
シャイニーストッキング
第7章 絡まるストッキング6 和哉と美冴2
101 ゆかりとの電話 ①
なんと、僅か約7分弱で和哉のアパートから自宅に帰宅したのだ。
本当に、こんなに近所だったんだわ…
あまりの近さに本当に驚いてしまう。
そして急ぎ家に上がって部屋に戻り、佐々木ゆかり室長に電話をする。
「あっもしもしゆかりさん、蒼井です、お待たせしちゃってすいませんでした…」
『ええ、本当10分位だったし、全然大丈夫ですよ、それより元カレ平気なんですか』
「あっ、それは全然平気です…」
わたしはさっき和哉の部屋でゆかりさんの電話に出た時に、元彼と会っていた…と話していたのだ。
まあ、それはあながち嘘ではないのであるが…
『ならよかったわ…
なんか邪魔しちゃったんじゃないかと心配していたの…』
「ああ、それは全然大丈夫ですから、平気ですよ…
それより…」
わたしは連休だから、大原浩一本部長と一緒に過ごしているんじゃないか…と、いう意味で呟く。
『あっ…、それは…』
ゆかりさんにはそんな意味が通じたのか、それともその事を話したかったのか、彼女はそれらの事を話し始めてきたのである。
…ゆかりさんは昨日、今日と仕事をしており、オペレーター部門での新規案件業務の打ち合わせで、実質その業務を取ってきた杉山くんと赤坂と東京タワーのテレビ局に連日通って会議と打ち合わせをこなしていたそうであった…
そして大原本部長は急遽、山崎専務から長野方面の2泊3日のゴルフに誘われて出掛けてしまった…と言う。
「じゃあ、夜が少し寂しいんですね」
『えっ、あ、ま、まあ、そうなの…』
「わたしも明日も微妙かなぁ…
お墓参りにちょっと遠出しちゃうんですよ…」
『お墓参り…』
「あ、はい、例の、あの阪神大震災で亡くなった彼の…」
『あ…あの…』
そうなのである、ゆかりさんにはゆうじの話しはしてある。
「はい、そうなんです…」
『そうなんだぁ…』
少しゆかりさんの声のトーンが下がった。
おそらく、明日の夜のお誘いのつもりがあったのだろう…
少し残念ではあったのだが、わたし的にもゆうじのお墓参りは明日位しか行けそうにもないのであった。
『あ、そういえば…
元カレと会ってたって…』
「あっ、はい…」
さっきの電話でそう伝えていたから訊いてきたようだ。
まあ一応、和哉も元カレには違いない…
なんと、僅か約7分弱で和哉のアパートから自宅に帰宅したのだ。
本当に、こんなに近所だったんだわ…
あまりの近さに本当に驚いてしまう。
そして急ぎ家に上がって部屋に戻り、佐々木ゆかり室長に電話をする。
「あっもしもしゆかりさん、蒼井です、お待たせしちゃってすいませんでした…」
『ええ、本当10分位だったし、全然大丈夫ですよ、それより元カレ平気なんですか』
「あっ、それは全然平気です…」
わたしはさっき和哉の部屋でゆかりさんの電話に出た時に、元彼と会っていた…と話していたのだ。
まあ、それはあながち嘘ではないのであるが…
『ならよかったわ…
なんか邪魔しちゃったんじゃないかと心配していたの…』
「ああ、それは全然大丈夫ですから、平気ですよ…
それより…」
わたしは連休だから、大原浩一本部長と一緒に過ごしているんじゃないか…と、いう意味で呟く。
『あっ…、それは…』
ゆかりさんにはそんな意味が通じたのか、それともその事を話したかったのか、彼女はそれらの事を話し始めてきたのである。
…ゆかりさんは昨日、今日と仕事をしており、オペレーター部門での新規案件業務の打ち合わせで、実質その業務を取ってきた杉山くんと赤坂と東京タワーのテレビ局に連日通って会議と打ち合わせをこなしていたそうであった…
そして大原本部長は急遽、山崎専務から長野方面の2泊3日のゴルフに誘われて出掛けてしまった…と言う。
「じゃあ、夜が少し寂しいんですね」
『えっ、あ、ま、まあ、そうなの…』
「わたしも明日も微妙かなぁ…
お墓参りにちょっと遠出しちゃうんですよ…」
『お墓参り…』
「あ、はい、例の、あの阪神大震災で亡くなった彼の…」
『あ…あの…』
そうなのである、ゆかりさんにはゆうじの話しはしてある。
「はい、そうなんです…」
『そうなんだぁ…』
少しゆかりさんの声のトーンが下がった。
おそらく、明日の夜のお誘いのつもりがあったのだろう…
少し残念ではあったのだが、わたし的にもゆうじのお墓参りは明日位しか行けそうにもないのであった。
『あ、そういえば…
元カレと会ってたって…』
「あっ、はい…」
さっきの電話でそう伝えていたから訊いてきたようだ。
まあ一応、和哉も元カレには違いない…
