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シャイニーストッキング

第7章 絡まるストッキング6 和哉と美冴2

 100 明日への期待

「ああっ、っく、ううっ…」
 僕はアッという間に射精してしまった。

 正に、三擦り半であったのだ…

「はあぁぁ、ふうぅ…」

 五年振りのリアルな美冴さんの残り香と、あの五年の間に羨望し、渇望して止まなかった憧れのストッキング脚の、ナイロン繊維の感触に、そしてあのキスの、唇の柔らかさと甘い唾液な生々しさに瞬く間に昂ぶり、抑える間もなく、いや、とても我慢できずに射精してしまったのである。
 そしてその自慰の快感は堪らなく激しい快感といえたのだ。

 確か一昨夜に真実を抱き、昨夜は今夜の美冴さんとの奇跡の五年振りの再会に昂ぶってしまい、やはり自慰をしてしまった、つまりは三日連チャンの射精なのであるのだが…

 こんなに沢山出た…
 そう自分でティッシュで後始末しながら驚いてしまう程の、大量の射精であった。

 そして普通は自慰をして射精すると昂ぶりの気持ちが、まるで引き波の様にアッという間に醒めるのだが、興奮と、昂ぶりは全く醒める気配がなく、まだギンギンに猛り、震えていたのである。

 ああ、凄いなぁ…

 これが五年振りの興奮の昂ぶりと、羨望の想いの現れなのか…
 自分のまだ、猛り、打ち震えているペニスを眺めながらそう思っていた。

 もう一回しようか…
 しないととても眠れそうにない。

 あっ…

 その時、ふと思い浮かんだのである。

 明日はお墓参りのドライブに行くんだ…

 多分…

 多分、もう少し強引に迫れば…

 美冴さんとの奇跡が…

 奇跡が…

 起こるかも…

 急に期待感が湧き起こってきたのだ。

 だって…

 だって、さっきの様子を見れば…

 期待はある…

 しかも美冴さんは、さっきの流れがあったのにも係わらずに、明日のお墓参りに行く事を念を押してきたのだ…

 さっきの流れの明日である、美冴さんだってもしかしたら、覚悟しているのかもしれない…

 いや、絶対に意識し、覚悟して来る筈だ…
 僕は、そう確信した。

 後は…

 後は、僕の押し次第の筈だ…

 美冴さんのさっきの濡れた目を思い浮かべながら、僕はそう決意する。

 あっ、そうだ…

 明日は携帯電話の電源を…

 切らなくっちゃ…





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