
シャイニーストッキング
第7章 絡まるストッキング6 和哉と美冴2
74 金縛り的な硬直
『まさか、今更、わたしと……なんて思ってないわよね…』
さっき美冴さんに釘を刺すかの様に云われた言葉が脳裏を過ってきたのだ。
ああそうだ…
今更なんだ…
ドキドキドキドキ…
ズキズキズキズキ…
だが、心の昂ぶりと騒めきは増すばかりである。
本来ならば、そう以前の大学に入学してから二人目の彼女の時の様にこのまま抱き締め、押し倒しても…
いや、五年前の美冴さんでも問題はない流れであり、雰囲気であり、彼女の目の濡れた輝きなのだが…
さっきの言葉が金縛りの様に、僕の心とカラダを硬直させていたのだ。
しかし、外せないでいる美冴さんとの視線が、その彼女の濡れた目が、僕を拒否はしていない様に感じるのだ…
だが、カラダが動かせない、いや、思い切れないのであった。
なぜならば、
もしも嫌われてしまったら、いや、拒否られてしまったらどうしようか…
という恐怖心が、僕の心とカラダのストッパーとなっていたからである。
せっかく奇跡的な再会を果たせたのに、こんな事で嫌われたくはない…
できればこの再会をきっかけにして、これからも男女の関係という訳でなくてよいから、これからもずっと美冴さんとは仲良く、大人の友達的な関係を築いていきたい…
と、そうも思っているのである。
だから、こんな、一時の昂ぶりのせいでもしものしくじりをしてしまい、美冴さんとの関係を壊してしまいたくは無い、という思いが強いのであった。
だが、心の奥底には全く正反対な、真逆的なオスの欲情的な昂ぶりの想いが沸々と燻ってもいたのである…
「あっ…」
また、本当に、偶然の動きであったのだ。
ほんの一瞬だけ、ほんの少しだけ、僕が態勢を動かした際に、ほんの僅かに美冴さんのストッキング脚のふくらはぎに触れていた手の平が脚首の方向にズレ動いたのである。
しかも僅か5センチにも満たない、本当に僅かなズレであった。
ビクッ…
しかし美冴さんの脚は、そのほんの僅かなズレ動きに予想以上に敏感な反応をして、ビクッと脚を震わせ、小さな声を漏らしたのである。
その僅かに漏らした小さな声が、僕にはまるで喘ぎ声の様に聞こえてしまったのだ。
そして僕は美冴さんの目を更に見つめていく…
『まさか、今更、わたしと……なんて思ってないわよね…』
さっき美冴さんに釘を刺すかの様に云われた言葉が脳裏を過ってきたのだ。
ああそうだ…
今更なんだ…
ドキドキドキドキ…
ズキズキズキズキ…
だが、心の昂ぶりと騒めきは増すばかりである。
本来ならば、そう以前の大学に入学してから二人目の彼女の時の様にこのまま抱き締め、押し倒しても…
いや、五年前の美冴さんでも問題はない流れであり、雰囲気であり、彼女の目の濡れた輝きなのだが…
さっきの言葉が金縛りの様に、僕の心とカラダを硬直させていたのだ。
しかし、外せないでいる美冴さんとの視線が、その彼女の濡れた目が、僕を拒否はしていない様に感じるのだ…
だが、カラダが動かせない、いや、思い切れないのであった。
なぜならば、
もしも嫌われてしまったら、いや、拒否られてしまったらどうしようか…
という恐怖心が、僕の心とカラダのストッパーとなっていたからである。
せっかく奇跡的な再会を果たせたのに、こんな事で嫌われたくはない…
できればこの再会をきっかけにして、これからも男女の関係という訳でなくてよいから、これからもずっと美冴さんとは仲良く、大人の友達的な関係を築いていきたい…
と、そうも思っているのである。
だから、こんな、一時の昂ぶりのせいでもしものしくじりをしてしまい、美冴さんとの関係を壊してしまいたくは無い、という思いが強いのであった。
だが、心の奥底には全く正反対な、真逆的なオスの欲情的な昂ぶりの想いが沸々と燻ってもいたのである…
「あっ…」
また、本当に、偶然の動きであったのだ。
ほんの一瞬だけ、ほんの少しだけ、僕が態勢を動かした際に、ほんの僅かに美冴さんのストッキング脚のふくらはぎに触れていた手の平が脚首の方向にズレ動いたのである。
しかも僅か5センチにも満たない、本当に僅かなズレであった。
ビクッ…
しかし美冴さんの脚は、そのほんの僅かなズレ動きに予想以上に敏感な反応をして、ビクッと脚を震わせ、小さな声を漏らしたのである。
その僅かに漏らした小さな声が、僕にはまるで喘ぎ声の様に聞こえてしまったのだ。
そして僕は美冴さんの目を更に見つめていく…
