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シャイニーストッキング

第7章 絡まるストッキング6 和哉と美冴2

 73 蘇る昂ぶり

 偶然に触れてしまったこの美冴さんのこのストッキング脚の感触…

 これこそが…

 このゾクゾクと心の底から湧き起こってくるこの感触からの昂ぶりこそが…

 これなんだ…

 僕が…

 僕が…

 僕が、この五年間追い求め続けていたのはこれなんだ…

 今までの過去の彼女達からも、そしてあのストッキング嗜好を理解してくれている真実でさえからも、この美冴さんの様なストッキング脚の感触、肌触りは感じたことがない、いや、なかった…


 僕にとって五年間追い求め続けていたのは、ここにいる美冴さんの禁断のストッキングラブといえるこのストッキング脚の感触なのである…

 ドキドキドキドキ…

 ゾクゾクゾクゾク…

 僕の心の想い、いや、全神経がこの美冴さんのストッキング脚のふくらはぎに触れている手の平に集中していた。

 心が激しく昂ぶってくる…

 胸の奥から騒めいてくる…

『あっ…』
 と、小さく声を漏らした美冴さんが固まったようになり、僕の目を見つめてきていた。

 えっ、目が…

 目が…

 美冴さんの目が、濡れているのか…

 えっ…

 まさか…

 まさか、この偶然のワンタッチ的な僕の手の平の感触に美冴さんも昂ぶってきているのか…

 僕は美冴さんの目に吸い込まれたかの様に魅せられてしまい、目が外せなくなってしまっていた。
 そして瞬く間に、あの五年前の禁断の快感の昂ぶりが脳裏に蘇り、そして美冴さんの淫らな痴態が浮かび上がってきたのだ。

 ああ…

 ドキドキドキドキ…

 ズキズキズキズキ…

 どうしたらいいのか…

『まさか、今更、わたしと……なんて思ってないわよね…』

 すると、さっき美冴さんに釘を刺すかの様に云われた言葉が脳裏を過ってきたのである…




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