
シャイニーストッキング
第7章 絡まるストッキング6 和哉と美冴2
66 写真の彼女
それにこのシングルベッド…
二人で寝るにはギリギリの微妙なサイズといえる。
あまり部屋ではシないのかなぁ…
いやらしいが、そんな風に思ったのだ。
あっ、あった…
机の上に写真立てがあった。
そこに女性の姿が確認できる。
その写真立てを取ろうとすると…
「コーヒーどうぞ」
と、コーヒーを持ってきた。
「あ、ありがとう…」
「あ、写真立てですか…」
わたしの動きかけた態勢と視線を感じたのであろう、そう言って写真立てを手にする。
「あ、うん、ありがとう」
わたしは写真を覗く。
あら、綺麗な彼女さんだわ…
その写真の中の彼女はソバージュヘアでにこやかに微笑んでいた。
キリっとした、ややきつめなキツネ顔のスッキリとした美人タイプ、いわゆる今風でいうイケイケなタイプである…
「へぇ、美人じゃないのよ…
他に写真ないの…」
わたしは煎れてくれたコーヒーを口にしながらそう訊く。
「あっ、少しあります」
和哉はそう言いながら、写真屋でプリントすると貰える簡単なペラペラのアルバムを机の引き出しから出してくる。
「これはこの前、夢の国に行ったやつかな…」
そのアルバムを手にしながら、少し照れくさそうな顔をした。
「どれどれ…」
その数枚の写真には、楽しそうな彼女さんと和哉の二人の様々なカットが写っていた。
ああ、よかった、ちゃんと青春しているわ…
わたしはその写真を見て、さっきのレストランで想い浮かんだ心配事が杞憂な想いであったのが分かり、なんとなくホッとしたのである。
そして改めて彼女さんを見る。
確かに、若いわりにはしっかりした目をしている感じがするかも…
と、まるでオバさん的な想いをしながら写真を見ていたのだ。
でも、なんとなく意外な感じ…
それは相変わらず爽やかな印象の和哉と、この彼女さんが釣り合わ無い感じが内心していたからである。
しかも、二つ年下であるという。
逆に年上に見える…
「僕より年上に見えるでしょう」
わたしのそんな気配を察知したのか、和哉がそう言ってきたのだ。
「えっ、あ、うん、まあ…ね…」
「彼女は弁護士秘書という仕事柄なのか、本当にしっかりしてるんですよ」
なるほど、そうなのか…
確かに、そんな感じが写真から伝わってくる。
それにこのシングルベッド…
二人で寝るにはギリギリの微妙なサイズといえる。
あまり部屋ではシないのかなぁ…
いやらしいが、そんな風に思ったのだ。
あっ、あった…
机の上に写真立てがあった。
そこに女性の姿が確認できる。
その写真立てを取ろうとすると…
「コーヒーどうぞ」
と、コーヒーを持ってきた。
「あ、ありがとう…」
「あ、写真立てですか…」
わたしの動きかけた態勢と視線を感じたのであろう、そう言って写真立てを手にする。
「あ、うん、ありがとう」
わたしは写真を覗く。
あら、綺麗な彼女さんだわ…
その写真の中の彼女はソバージュヘアでにこやかに微笑んでいた。
キリっとした、ややきつめなキツネ顔のスッキリとした美人タイプ、いわゆる今風でいうイケイケなタイプである…
「へぇ、美人じゃないのよ…
他に写真ないの…」
わたしは煎れてくれたコーヒーを口にしながらそう訊く。
「あっ、少しあります」
和哉はそう言いながら、写真屋でプリントすると貰える簡単なペラペラのアルバムを机の引き出しから出してくる。
「これはこの前、夢の国に行ったやつかな…」
そのアルバムを手にしながら、少し照れくさそうな顔をした。
「どれどれ…」
その数枚の写真には、楽しそうな彼女さんと和哉の二人の様々なカットが写っていた。
ああ、よかった、ちゃんと青春しているわ…
わたしはその写真を見て、さっきのレストランで想い浮かんだ心配事が杞憂な想いであったのが分かり、なんとなくホッとしたのである。
そして改めて彼女さんを見る。
確かに、若いわりにはしっかりした目をしている感じがするかも…
と、まるでオバさん的な想いをしながら写真を見ていたのだ。
でも、なんとなく意外な感じ…
それは相変わらず爽やかな印象の和哉と、この彼女さんが釣り合わ無い感じが内心していたからである。
しかも、二つ年下であるという。
逆に年上に見える…
「僕より年上に見えるでしょう」
わたしのそんな気配を察知したのか、和哉がそう言ってきたのだ。
「えっ、あ、うん、まあ…ね…」
「彼女は弁護士秘書という仕事柄なのか、本当にしっかりしてるんですよ」
なるほど、そうなのか…
確かに、そんな感じが写真から伝わってくる。
