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シャイニーストッキング

第6章 絡まるストッキング5 和哉と健太

 68 幸せな時間

 俺は美冴さんの献身的なフェラチオから再び激しく昂ぶり、もう一度美冴さんを愛した。
 そして既に一度射精をしていたから、しっかりと美冴さんを絶頂感に導く事が出来たのである。

「あっあぁぁ、け、けんたぁっ、っくうぅぅぅ………」
 美冴さんは俺の名前を呼びながら絶頂感に落ちていき、そして昨夜の寝不足のせいもあったのだろう、絶頂感の余韻に浸りながら、俺の腕の中で寝落ちした。

 あ、寝てしまった…

 俺の腕の中でスヤスヤと美冴さんは小さな寝息を立てて、寝落ちしたのだ。

 うわぁ、なんか可愛いや…

 28歳の自分より9歳も歳上の37歳なのであるが、さっきのシャワー上がりのスッピン素顔を見ても、この寝落ちの寝顔を見ても、とても37歳には見えないのである。

 うーん、30歳のゆかり姫と同じ位に見える…

 いや、可愛いく感じる分もう少し若いか…

 あ、だったら俺と同じ歳になっちゃうなぁ…
 等々、そんな事を思いながら美冴さんの顔を見つめていた。

 本当に急な展開で、まだ、今イチ実感が湧かないのだが、美冴さんを絶対に離さない、いや、離したくはない…

 こうして…

 こうして、今、俺の腕の中で眠っているんだ…

 コレを実感しろ…

 信じろ…

 そう必死に自分自身に言い効かせていたら、いつの間にかに自分も寝落ちしてしまったのだ。



「……あ…うぅ…」

「…あ、ごめん、起こしちゃったわね……」
 俺は美冴さんの、いや、人の気配で気づいた。
 ベッドサイドの時計を確認すると午前4時であった。

「ごめんね、シャワーしてきたの…」
 美冴さんはそう囁いた。
 確かに甘いソープの香りがする。

「あ、うん…」
 まだ覚醒はしていなかった、いや、一瞬、夢かとまで感じてしまっていた。

 だが、再び、ゆっくりと美冴さんが俺の腕の中に潜り込んできた時に

 ああ、夢じゃないや、本物だぁ…

 と、実感してきたのである。

「未だ4時よ、それに休みだから…」
 美冴さんはそう囁き、そして軽く口吻をしてくれて、再び俺の腕の中で眠りに付いたのであった。

 ああ、幸せだ…

 俺もそう思いながら寝落ちする。

「…………」

 幸せな時間である… 





「………はっ」

 俺はコーヒーの香りで目が覚めた。

 あっ、そうか…

 





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