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シャイニーストッキング

第6章 絡まるストッキング5 和哉と健太

 66 真実(まみ)⑬

「あんっ、あっ、あっ、あっ、あぁぁ…」

 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…

「あんっ、あっ、あっ、かずやぁぁぁ…」

 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…

 真実のアソコは柔らかく締まり、気持ちよい、そして、太腿を抱える手のストッキングのナイロン繊維の感触が心地よく、フェチ嗜好の想いを充たしてくれるのだ。

「は、は、ふ、ふ、まみぃ、は、は…」

 だが、手の平で感じるストッキングの肌触り、感触は、やはり美冴さんとは少し違うのであった。

 美冴さんのは、まるで肌と一体化していたような…

 そう真実を攻め続けながらそう想い浮かべてしまう。

 だ、ダメだ、違う、今は、この真実を、真実を愛しているんだ…

 と、不意に美冴さんのことを浮かべてしまう自分に自己嫌悪してしまうのだ。

 美冴さん以来にこうしてストッキングを穿いたまま抱けている…

 こうしたフェチ嗜好を理解して愛してくれている…

 こんな優しい真実に何一つ不満はないのだ。

 なのに…

 なのに、僕は…

 真実を抱き、挿入れながら僕は自己嫌悪をし、自問自答をしてしまっていたのである。

「あんっ、あっ、あっ、あっ、あぁぁ…」

 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…

「は、は、ふ、ふ、は、は、は、は…」

 それでも昂ぶり、射精感が沸き起こってきた。

「あっ、うっ、うう…」

「あん、かずやぁ、いい…」
 僕はラストスパートを掛ける。

「あんっ、あっ、あっ、あっ、あぁぁ…」

 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…

「はっ、ふぢ、うっ、ま、まみぃっ…」

 そして挿入したまま、コンドームの中に思い切り射精した。

「あっ、っくうっ」

 ドクッ、ドクンっ…

「あん、んんん……」

 あっ…

 その射精の快感の絶頂の瞬間に、僕は…

 美冴さんの顔を脳裏に浮かべてしまったのである。

 それも昨夜のファミレスで見たリアル美冴さんの顔を…

「あっ、ああぁ……」
 激しく射精をし、そのまま真実の上で脱力をする。

「はぁ、はぁ、はぁぁぁ…」
 真実も快感に喘いでいた。

 可愛い真実…

 僕はそんな真実の顔を見て、罪悪感を感じてしまっていたのだ。





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