シャイニーストッキング
第17章 ほつれるストッキング 1 佐々木ゆかり
47 揺らぐ心
わたしは、すっかり、蒼井美冴に翻弄されてしまっていた…
そしてもうひつ…
『だからね…わたしたちがね、昨夜から、今日アタックしなよってね…』
その蒼井美冴の言葉も、胸にシコリの様に、引っ掛っていた。
だって…
昨日の、初めての対峙の時、佐々木ゆかりは、あれほど揺らいでいたはずなのに…
越前屋さんを揶揄う余裕があったのか?
わたしは、その対峙の後に…
ストッキングの一本の伝線くらいでも、壊れかけてしまった程に張り詰めていたのに――
だったら…
さっきの、佐々木ゆかりのあの表情は、なんだったのか?
「………」
わたしは、ますます、蒼井美冴の意図が読めず…
心が、揺らいできてしまう。
「はい、美冴さん…」
そんな時、蒼井美冴に手招かれ…
武石健太と伊藤敦子が、わたしの隣の席に来た。
「ほら健太さんと伊藤さん、彼女が大原常務さんの秘書さんの、松下さんよ…」
「………」
「さぁ、これからお世話になるんだから、お近づきのしるしにさぁ…」
と、テーブル上の瓶ビールに指を指す。
「あ、はい」
すると、がビール瓶を手に持ち…
「総合職の武石健太です、よろしくお願いします」
と言って、ビール瓶を差し出してきた。
「……」
「さぁ、松下さん」
わたしがすっかり揺らいでいると、蒼井美冴がコップを手渡してくる。
「あ、は、はい…」
「この彼と彼女は、越前屋さんと同じ様に、このプロジェクトのエースになる二人ですから…
ぜひとも、松下さんにもよろしくしてもらえないとぉ…」
「…は、はい……」
わたしはこの蒼井美冴が、果たして…
敵とも思えない…
味方とも言い切れない…
その曖昧さごと、飲まれ、翻弄されてしまっていた。
「あ、初めまして、伊藤敦子です…」
そして、この彼女の美しさにも…
目を見張ってしまう――
「さぁ、松下さん…」
「え…あ、はい…」
わたしは、ただ…
蒼井美冴の、意のままに操られている…
みたいに、なっていた――
わたしは、すっかり、蒼井美冴に翻弄されてしまっていた…
そしてもうひつ…
『だからね…わたしたちがね、昨夜から、今日アタックしなよってね…』
その蒼井美冴の言葉も、胸にシコリの様に、引っ掛っていた。
だって…
昨日の、初めての対峙の時、佐々木ゆかりは、あれほど揺らいでいたはずなのに…
越前屋さんを揶揄う余裕があったのか?
わたしは、その対峙の後に…
ストッキングの一本の伝線くらいでも、壊れかけてしまった程に張り詰めていたのに――
だったら…
さっきの、佐々木ゆかりのあの表情は、なんだったのか?
「………」
わたしは、ますます、蒼井美冴の意図が読めず…
心が、揺らいできてしまう。
「はい、美冴さん…」
そんな時、蒼井美冴に手招かれ…
武石健太と伊藤敦子が、わたしの隣の席に来た。
「ほら健太さんと伊藤さん、彼女が大原常務さんの秘書さんの、松下さんよ…」
「………」
「さぁ、これからお世話になるんだから、お近づきのしるしにさぁ…」
と、テーブル上の瓶ビールに指を指す。
「あ、はい」
すると、がビール瓶を手に持ち…
「総合職の武石健太です、よろしくお願いします」
と言って、ビール瓶を差し出してきた。
「……」
「さぁ、松下さん」
わたしがすっかり揺らいでいると、蒼井美冴がコップを手渡してくる。
「あ、は、はい…」
「この彼と彼女は、越前屋さんと同じ様に、このプロジェクトのエースになる二人ですから…
ぜひとも、松下さんにもよろしくしてもらえないとぉ…」
「…は、はい……」
わたしはこの蒼井美冴が、果たして…
敵とも思えない…
味方とも言い切れない…
その曖昧さごと、飲まれ、翻弄されてしまっていた。
「あ、初めまして、伊藤敦子です…」
そして、この彼女の美しさにも…
目を見張ってしまう――
「さぁ、松下さん…」
「え…あ、はい…」
わたしは、ただ…
蒼井美冴の、意のままに操られている…
みたいに、なっていた――
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える