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シャイニーストッキング

第16章 もつれるストッキング5  美冴

 63 負けられない…

 だからこそ負けられない…
 そして尖る、尖らなくてはならないのだ。

 私はその想いに突き動かされ、美冴のストッキングの女神の如くの快感の海から、なんとか一抹の藁を掴み浮かび上がり…
『早く挿入れたい、征服したい…』
 という、沸き起こる強烈なオスの衝動により…
「あっ、ああんっ」
 ビリビリッ………
 と、ストッキングの股間のマチ部分に爪を立て、破り、引き裂いた。

 ビリビリッ、ツツーー…
 と、股間から太股へと、ストッキングの伝線がまるで雷光の如くに一気に走っていく。

「あっ、ああっ、や、やんっ」
 すると美冴は小さく悲鳴を上げ、私に顔を向けてくる…
 だがその目は、淫靡な昂ぶりに濡れ、妖しい艶を放ち、私の心を一気に揺らがせてくる。

 そして美冴のその目はまるで…
『早く挿入れて…』と、私に訴えかけてきているみたいに激しく欲情に濡れていた。

「あっ…」
 だが、私は尖る…
 この美冴を征服する、いや、負けられない。

「ああんっ、やっんんっ」
 だから、すんなりとは挿入れず、その破れ、穴が開いた股間のマチ部分に顔を、唇を寄せ、そして舌先を伸ばし…
 ピチャ、ジュル、ピチャ、ジュルル…
 と、快感の昂ぶりの疼きにすっかり腫れ、膨らみ、愛の蜜を溢れさせている秘密の合わせ目を舐め、啜っていく。

「はぁぅん、あぁっ、んんっ」
 すっかり挿入の期待に昂ぶっていた美冴は、困惑と予想外の快感に震え、快感の悲鳴を上げる。

 美冴は、こんな私のお預けな焦らしの愛撫に、見る見る愛の蜜を溢れさせ、流し、股間を快感で小さく、フルフルと小刻みに震わせてきた…
 負けない為にも、尖る為にも、そう簡単には望み通りに、予想通りには挿入するわけにはいかないのだ。

 目一杯に焦らし、お預けし、狂わせるんだ…
 だって、私自身もかなり昂ぶり、疼かせ、まだまだ敏感な、一触即発の状態でもあるから…
 そして美冴の中のなまめかさも既に知っているから…
 もしもこのまま、すんなり、挿入してしまったならば、私だってあっという間に、瞬く間にイッてしまうくらいに昂ぶっているから。

 絶対に負けられないんだ…
 尖らなくてはならないんだ…
 そして美冴の欺瞞の欲望を打ち消さなくてはならないから。



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